欧州最優秀選手の証である「バロンドール」賞。12月2日に発表予定で、受賞レースも佳境に入っている。「今季は一体誰が受賞するか」、ブックメーカーによる最新オッズも気になるところだ。

 イタリア最大手「SNAI」社によると、MFカカー(ミラン)が一番人気。昨季CL優勝と同得点王の実績、ポジティブな品行方正イメージにより「1.20倍」の超鉄板状態だ。
 今季も好調を維持するFWメッシ(バルセロナ)が2番手、FWクリスチャーノ・ロナウド(マンチェスターU)が3番手につける。賭率はそれぞれ「6.5倍」、「8.5倍」だ。

 他に注目されるのは、スクデット連覇に貢献したFWイブラヒモビッチ(インテル)。賭率「16倍」に留まっているが、まだ26歳の彼には来季以降の受賞チャンスが十分に見込める。
 少しばかり同情したくなるのが、賭率「12倍」のFWトッティ(ローマ)。つねづね「バロンドールが欲しい」と口にしており、昨季はセリエA得点王を獲得した。しかしカカーが記したCL優勝のインパクトの前に不利は否めず。他の3人もいずれ劣らず素晴らしい活躍をした。今年31歳のトッティにとっては巡り合わせが悪かった、と嘆くしかなさそうだ。