王がプリンスにアドバイスをした。しかしこれは英王室のことではなくサッカー界のこと。1363試合で1280得点という異常な記録を持ち、“キング”と呼ばれるペレは“貴公子”ベッカムのアメリカでのプレーについて次のように語っている。「アメリカでサッカーをするというのはとても難しいことなんだ。何より彼らはゴールを期待する。私はストライカーだったが、ベッカムは得点力は高くないからね」。自身もアメリカ人の奇妙なメンタリティーに苦しんだという。「ベッケンバウアーが得点が少ないと批判された国だ。ただ、彼やカルロス・アルベルト、ヨハン・ニースケンスがコスモスに来てから、私へのプレッシャーも少なくなったからプレーしやすくなった」。最近では元オランダ代表フリットのLAギャラクシー監督就任やフィーゴの移籍も囁かれている。ペレが言うように、ベッカムも欧州からの助っ人が必要なのかもしれない。