「アレどこだっけ?」「ストックがあるのにまた買ってた」を解消。ムダを手放すキッチン収納3つのルール
毎日使うキッチンには、気づかないうちに「ムダ」が潜んでいます。探し物にかかる時間、在庫を把握できずにしてしまう二度買い、ものをつめ込みすぎて使いづらくなった収納。今回は、これらのムダを減らし、暮らしにゆとりを生み出すコツを、整理収納アドバイザーでESSEベストフレンズ101メンバーの篠えりさんが紹介します。

1:使うものを厳選し、住所を決める
「あれ、どこだっけ?」とキッチンの引き出しをガチャガチャかき回したり、いざ使おうと思ったときに使いたいものが見つからなかった経験はありませんか?
1日たった3分の探し物でも、1年間では約18時間。さらに必要なものが見つからず、買いに行く時間まで加われば、意外と多くの時間を探し物に費やしていることになります。
探し物に多い人に共通するのが、ものの「もちすぎ」。ものが増えるほどなにをどれくらいもっているのか把握するのが難しくなります。
まずは、出番がなく、なんとなくしまいこんでいるものを見直してみましょう。残すものには住所を決め、使ったら元の住所に戻す。このシンプルな習慣が、探し物を減らし使いやすい状態を維持するコツです。
●使うものだけを厳選してもつ

調理台の引き出し。以前は使う「かも」しれないあいまいなものが山のように入っていました。
使いたいものを見つけるのに時間がかかっていましたが、使うものだけを厳選して住所を決めたら、探すことがなくなっただけでなく、迷いなく手に取れて、ストレスフリーになりました。
●ものの住所を決めて戻しやすく

戻す場所にラベリングをすれば、家族でも戻しやすくなります。ものの住所決めは、「探さない」「増やさない」仕組み作りの大事なポイントです。
2:在庫を1カ所にまとめ、買いたす基準を決める

「ないと思って買ったら、奥から同じものが出てきた!」、以前の私がよくやっていたことです。在庫を把握できていないと、「余計なものを買う→在庫が増える→さらに見つけにくい→賞味期限がきれる」という悪循環に。一つひとつは少額でも、積み重なると、大きな出費となります。
おすすめは、「在庫がなくなったら買う」「残りひとつになったら買う」など、自分なりの買いたす基準を決めること。さらに、食品や消耗品は在庫専用の場所を作って一括管理します。
できれば、普段使っている場所の近くにまとめておくと、買い物前の在庫チェックも簡単に。「家になにがあるのか」がひと目でわかる収納が、ムダ買いを防いでくれます。
●調味料の在庫の増えすぎ対策
在庫をあちこち点在させてしまうと、管理がしづらくなります。わが家では調味料の引き出し手前に今使っているもの、奥に在庫を置き、使いながら在庫チェックできるように仕組みを変えました。こうすることで二度買いが減っただけでなく、買わなくてもなんとかなると、安心感がもてるようになりました。3:あえて余白を残し、出し入れしやすくする

収納はたくさん入れた方が得! と以前は思っていました。しかし、ぎゅうぎゅうに入ったお皿は取りづらく、結局使わなくなってしまうんです。使わないものだけを収めていると、せっかくの空間がムダになります。
収納スペースがあると、つい、まだ入れられると思ってしまいがちですが、空間を埋めることが収納を上手に使うことではありません。大切なのは、ものをラクに出し入れできる「余白」をつくること。
食器棚なら、お皿を高く重ねすぎず、出し入れするときに手が入る程度の余裕をもたせます。奥行きのある棚は、手前はよく使うもの、奥には使用頻度を低いものを置きます。
引き出しは、立てられるものは立て、ひと目で見渡せてワンアクションで取り出せる状態を目指します。
キッチンの「時間・お金・空間」のムダは、少し意識するだけでも減らすことができます。毎日使う場所だからこそ、小さな見直しを積み重ねて、暮らしのゆとりに繋げていきたいですね。
