「あなたの知らない京都旅」でナビゲータを務める内藤剛志氏がスペシャルゲストとして登壇

一般社団法人 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は1日に会見を開催。1日からBS民放5社(BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレビ東京、ビーエスフジ)とWOWOWが開始した、4Kコンテンツを「WOWOWオンデマンド」で無料配信する「BS4K配信サービス」の詳細を発表した。

BS民放5社は、現在行なっているBS4K放送について、2027年1月24日以降の衛星基幹放送業務の認定更新を行なわず、4K放送から撤退。放送に代わるものとして、制作する4KコンテンツについてはWOWOWオンデマンドで無料配信する。

1日からスタートしたBS4K配信サービスは、インターネットに接続された4K対応テレビから無料で視聴可能。視聴にWOWOWへの加入やWebアカウント登録は不要。ただし、スマートフォンやタブレットのWOWOWオンデマンドアプリ、またはブラウザ経由では視聴できない。テレビ向けの配信サービスとなる。

使い方は、テレビのアプリストアやメニューで「WOWOW」と検索。「WOWOWオンデマンド」アプリをインストールして起動。ホーム画面から「4K」ボタンを選択すると視聴できる。なお、ログイン画面が表示された場合は、Webアカウントを持っていない場合は「ログインせずに見る」を選択する。

「4K」ボタンを選択して4Kページが表示されたら、好みの番組サムネイルを選択し、視聴開始。このサービスでは、BS民放5局(BS日テレ・BS朝日・BS-TBS・BSテレ東・BSフジ)が提供する4Kコンテンツをアーカイブ配信しており、配信期間中であれば何度でも視聴可能。ただし、アーカイブ配信のため、番組表の提供はない。また、Tverのテレビアプリのバナーからも、このサービスへと遷移できる。

10月1日現在は、各社10コンテンツ、合計50のコンテンツを用意。今後も毎月コンテンツを追加していく予定。

会見には、BS朝日 4K・2Kで放送されており、WOWOWオンデマンドのBS4K配信サービスで配信もされている、「あなたの知らない京都旅」でナビゲータを務める内藤剛志氏がスペシャルゲストとして登壇。

「あなたの知らない京都旅」

京都を舞台としたドラマに多数出演し、22年前から京都に住んでいる内藤氏は京都について、「そこかしこに500年前、1,000年前の神社仏閣、美術品があるような歴史の街。そこに住む人達は、過去としての歴史だけではなく、その歴史をさらに1,000年先へ届けようとしている。“今”を“(未来への)バトンを手渡す場所”ととらえている街」と、その魅力を紹介。

番組については、「毎回、神社仏閣や美味しいお店、歴史など、企画が変わるのですが、4K映像になって、どんな題材も、ものすごく細部まで見えるようになる。実際に訪れたことがある場所で、見たつもりになっていたけれど、例えばお寺の壁のシミとか、仏像が微笑む唇の端など、実際は見落としていたのかもしれないと、気がつく瞬間がある。4K放送・配信は、“もう一度旅ができるようなプラットフォーム”だと思います」とコメント。

今回スタートするBS4K配信サービスは、スマホやタブレット向けではなく、大画面のテレビを対象としている事については、「手のひらのスマホでも情報として得ることはできますが、大きな画面のテレビで見ることは、映画と同様に“体験する”事だと思います。“あの番組を知っている”ではなく“体験した”と感じられる。スマホやタブレットも便利で良いですが、ぜひ、大画面テレビで体験して欲しいですね」と、BS4K配信サービスをアピールする。

さらに、BS4K配信サービスにBS民放5社が集まっている事について、欲しい本があって本屋を訪れたときに、平積みされている知らない本との偶然の出会があった事を振り返りながら、「各社が1つのプラットフォームに集まることは良いことで、テレビはチャンネルを変えていくことで、知らない世界に出会える場所だった。(BS4K配信サービスも)引っ越した先で、新しいでものに出会えることが大きな目的のようにも思えます」と語った。

A-PABの加増良弘理事長

A-PABの加増良弘理事長は、3カ月前にサッカーのワールドカップが、NHKのBSで4K・全試合配信されたことを振り返り、「あらためて4K放送の面白さを感じた。一番おどろいたのが、日本 VS オランダ戦。オランダチームのユニフォームが、目に痛いような鮮やかなオレンジだったが、地上波ではジャリジャリした絵になっていたが、4Kでは綺麗に見え、音も良かった。4Kというのはこんなに綺麗なのだと、あらためてビックリした」と、4K放送の魅力を紹介。

その上で、「BS4Kは10月から大きく変わりました。NHKのBS 4K、8Kとショップ系の2チャンネルはこれからも放送をしていくが、BS民放5社今日からBS4K配信サービスを開始した。これにより、今後も引き続きご自宅の大型テレビで番組を楽しんでいただける。BS民放5社は、1月23日に放送は終了する予定だが、放送から配信へ移行し、大型テレビで引き続き楽しんでいただける。BS4Kの新しい時代がはじまろうとしている。放送も配信も4Kコンテンツはこれから先もしっかりお届けできれば」と、今後の展望を語った。

「時代劇専門チャンネル」がCS110度からBS、「日本映画専門チャンネル」がBSからCS110度へ

発表会では、日本映画放送の宮川朋之社長も登壇。12月1日から、「時代劇専門チャンネル」がCS110度衛星放送からBS放送に変わり、それに伴いチャンネル番号が「CS292ch」から「BS255ch」に変更になることを説明。

同様に、「日本映画専門チャンネル」はBS放送からCS110度衛星放送に変わり、チャンネル番号が「BS255ch」から「CS292ch」へと変更になる事を説明。宮川社長は「スカパー!で見ていただいている人を混乱させないように、チャンネルの変更を周知徹底したい」とした。

さらに、日本映画専門チャンネルはBSへの移行を機に、2027年4月からチャンネル自体を大きくリニューアルする予定。「1998年の開局以来、30年にわたり名作ライブラリーを中心として、銭形平時、座頭市などを放送してきたが、BS移行にあわせ、4月から段階的に4K制作のオリジナル時代劇を軸に、新作から名作ライブラリーまで幅広く編成していく。配信サービスを通じて、国外へも時代劇の魅力を発信していく」と、意気込みを語った。

また、日本映画専門チャンネルの方も、2028年7月に開局30周年を迎えたリブランディングを実施予定。CS放送として、配信や地上波と、どのように異なる魅力を提案できるか、今、まとめているところ。今後も注目していただきたい」とした。