埼玉県川越市に無許可で建設されたモスク=6月

 埼玉県川越市で建物が原則新設できない土地に、イスラム教の礼拝堂「モスク」として一時使われた建物が無許可で建てられた問題で、市は1日、早期撤去を求める是正指導に従わなかったとして、都市計画法に基づき、所有する会社に建物の撤去と使用停止の命令を出した。撤去の期限は来年9月30日。

 市は現在、建物を集会所として認識しており「命令は違反が理由であり、国籍や宗教とは一切関係ない」としている。

 市によると、敷地は約4500平方メートルで、主な建物は4棟。市は2024年10月に建設工事を確認後、工事停止を促したが、建物が完成したため、都市計画法に違反するとして行政指導を繰り返していた。

 森田初恵市長は「引き続き、違反の是正に向けて命令の履行を強く求めていく」とコメントした。市は、所有者の社名と、外国籍とみられる代表取締役の氏名を公表したが、個人情報保護を理由として国籍を明らかにしていない。