ミス直後、気持ちの切り替えの重要性を語ったハーパー選手 (写真:AP/アフロ)

写真拡大

◇MLBナ・リーグ ワイルドカードシリーズ 第2戦 フィリーズ4-3ブレーブス(日本時間1日、トゥルイスト・パーク)

フィリーズがブレーブスとのワイルドカードシリーズ第2戦に勝利し、1勝1敗。ミスの直後に同点ソロを放つ活躍を見せたブライス・ハーパー選手が、当時の心境を振り返りました。

そのハーパー選手は、1-1と同点の7回、1アウト1、2塁のピンチでブレーブスのドレーク・ボールドウィン選手のライトフライを捕球出来ず後逸してしまいます。目測を誤り頭を越され、ボールが転がる間に勝ち越しを許します。さらに、その後もフィリーズは1アウト満塁の場面で犠牲フライを放たれ、リードを2点に広げられました。

しかし後がないフィリーズは直後の8回、先頭のカイル・シュワバー選手が反撃の豪快ソロ。ライトスタンド上段に飛び込む一撃で1点差に追いつきます。すると続いて打席に立ったハーパー選手が、3球目のスライダーを打ち返し、こちらも打った瞬間確信の同点弾となりました。その後、フィリーズは10回にアレク・ボーム選手のソロで勝ち越しそのまま勝利。翌日に行われる第3戦へ望みをつなげました。

ハーパー選手は試合後、7回の守備のミスについて、「明らかに感情が入り混じった状況でした。打球はそれほど強くなかったし、89マイルしか出ていなかったので、ちょうど自分のところに飛んでくるフライだと思ったのですが、そのまま飛んでいってしまいました。明らかに捕球すべきボールでした」と振り返ります。

ただ8回にはシュワバー選手に続き、ミスを取り返す同点弾。「カイルは素晴らしい打席を見せてくれたし、僕はホームランを狙っていなかったわけじゃない、それは断言できる。打席に立ってホームランを打って、3-3とした。そしてペインターがやってきて、まさに闘志あふれるプレーで、僕たちのために扉を閉ざしてくれた。そしてボームがフエンテスからホームランを打ったんだ。チームメイトがそういう状況で僕を励ましてくれた。それが全てなんだ」と語りました。

また負けられない一戦で一時勝ち越しを許すミスをしたときの心境についても言及し、「息子のクルーのことを考えていました。もし彼に同じ状況になったら、何て言うだろうかと…。私は幼い頃からたくさんの大きな試合に出場してきました。ここまで来るのに、いろいろな状況を乗り越えてきました。ああいうプレーをすれば、当然、周りからそういう声が聞こえてきますよね。でも、どれだけ早く気持ちを切り替えて、その瞬間を乗り越えられるか、ポストシーズンでは前の打席や前のイニングで何をしたかは関係ない。重要なのは、その瞬間に何をするかだ、それを分かっていながら誰しもいつかは間違いを犯すものですが、重要なのは次の状況でどう立ち直るかです」と語りました。

また自身の教訓から見解も述べ「正直言って、それほど深刻なことではありません。人々はそれを非常に深刻に捉えていると思いますが、誤解しないでほしいのですが、私も真剣に受け止めています。しかし、特に最近の子供たちの間では、親やコーチが子供たちに『必ず成功して素晴らしい選手にならなければならない』というプレッシャーをかけすぎているように思います。しかし私にとって重要なのは、置かれた状況からいかに学び、次の状況でよりよい結果を出せるかということです」と語る一幕もありました。