30日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比11.74ポイント(0.31%)高の3842.20ポイントと続伸している。
 前日の好地合いを継ぐ流れ。中国当局の景気支援スタンスが引き続き支えとなった。李強・首相が28日に開いた国務院常務会議では、今年の経済目標(4.5~5.0%)達成のため、財政支出の加速など景気下支え策を強化する方針が確認されている。また、財政部など金融関連当局は29日引け後、住宅ローンの利子補給を実施すると発表した。中国景況感の改善もプラス。寄り付き直後に公表された中国の9月製造業PMIは50.1と、市場予想(50.1)通り前月実績(49.8)を上回った。景況判断の境目となる50を3カ月ぶりに超過している。
 ただ、上値は限定的。中国の大型連休を前に、様子見ムードも漂っている。中国本土は先週から大型連休がスタート。本土市場は先週末25日が中秋節、今週10月1~7日が国慶節で休場だ(香港市場は10月1日が休場)。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、医薬の上げが目立つ。北京昭衍新薬研究中心(603127/SH)が10.0%(ストップ)高、薬明康徳(603259/SH)が4.2%高、哈薬集団(600664/SH)が3.6%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.5%高、甘李薬業(603087/SH)が3.4%高で取引を終えた。従来のジェネリック品から革新的新薬に軸足が移るなか、中国製薬業は世界的なプレゼンス向上が期待されている。足もとでは、グローバルメガファーマ(巨大製薬企業)との大型ライセンス契約も急増。直近では、江蘇恒瑞医薬が29日、開発中の肥満症・糖尿病治療薬について、デンマークのノボ・ノルディスクに最大26億米ドル(約4072億円)で独占的ライセンス供与する契約を結んだと発表した。
 不動産株も高い。金地集団(600383/SH)が7.5%、信達地産(600657/SH)が5.0%、上海臨港(600848/SH)が4.0%、緑地HD(600606/SH)が2.7%、華麗家族(600503/SH)が2.4%ずつ上昇した。
 自動車株もしっかり。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が5.5%高、広州汽車集団(601238/SH)が4.3%高、重慶千里科技(601777/SH)が3.4%高、北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が2.8%高、東風汽車(600006/SH)が2.7%高で引けた。消費株、金融株、資源・素材株、公益株、運輸株、インフラ関連株なども買われている。