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■第20回アジア競技大会 愛知・名古屋 女子マラソン(26日、名古屋市瑞穂公園陸上競技場

【日程&放送スケジュール&代表選手一覧】アジア大会(愛知・名古屋)は9月19日の開幕を前に競技がスタート ※随時更新

女子マラソンは日本代表の矢田みくに(26、エディオン)が2時間27分56秒で銅メダルを獲得した。女子日本勢の表彰台は2大会ぶり。高橋尚子が獲得した1998年のバンコク大会以来28年ぶりの金メダルには届かなかったが、最後まで粘り強い走りで表彰台を掴んだ。佐藤早也伽(32、積水化学)が2時間28分14秒で4位に入った。また男子は山下一貴(29、三菱重工業)が優勝。男女ともにメダル獲得となった。

18人が出場したレースは、5km付近で先頭集団が10人に絞られた。佐藤が集団の先頭に立ってペースを刻むと、7km付近では集団が徐々に縦長に。中国勢が前に出てレースを引っ張る展開となった。10km地点では佐藤が先頭で36分42秒。沿道からの声援を背に、15km付近では佐藤、矢田ともに先頭集団の後方につけ、前方の動きをうかがいながらレースを進めた。

17km付近では矢田が一気にペースを上げて先頭に立った。先頭集団は8人に絞られ、その後ろに佐藤も続いた。途中から雨が降り始める中、22キロ付近で矢田がまさかの転倒。それでもすぐに立ち上がると態勢を立て直し、再び先頭集団に合流した。

25km通過時点ではR・チェリモ(バーレーン)が先頭に立ち、27キロ付近では再び矢田が先頭に浮上。先頭争いは大きな差がつかないまま、互いに前後を入れ替えながら終盤へと進んだ。35km通過後、S.ハブテ(バーレーン)、次仁措姆(中国)と矢田の3人でトップ争いに。37kmでハブテのペースが上がり、矢田との差が開くも粘り強く懸命に追走。残り3kmを切っても表彰台圏内を守り、最後まで前を追った。

しかし、懸命の走りも及ばず、金メダル争いには届かなかった。それでも女子日本勢2大会ぶりの表彰台となる銅メダルを獲得。フィニッシュまで堂々の走りで存在感を示した。佐藤も終盤追い上げる力走で矢田に続く4位。日本勢が揃って上位に食い込んだ。

レース後、矢田は「金メダルを目指していたので、ちょっと悔しさと準備不足がレースに出てしまったかなと思います」と振り返った。一方で「積極的に自分らしく後先考えずに走れたので、レース展開的には悔いのないレースができたかなと思います」と充実感も口にした。悔しさを胸に刻みながらも、自分らしい攻めの走りを貫いたニューヒロイン。「オリンピックの第一歩と思って挑めました」と最後に先を見据えた決意を語った。

矢田は25年の日本選手権10000mで2位、アジア選手権では自己ベストとなる31分12秒21で3位に入り、東京世界陸上の代表に初選出された。今年1月の大阪国際女子マラソンで初マラソンながら2時間19分57秒をマークし、4位(日本人1位)。この記録は初マラソンの日本最高記録でマラソン女子の“ニューヒロイン”として注目を集めた。

佐藤は世界陸上で2大会連続(23年ブダペスト大会、25年東京大会)で代表を務めた。25年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは2位に入り、自己ベストの2時間20分59秒を記録。同レース今年は2時間21分56秒の2位(日本人1位)で優勝争いを繰り広げた。

【女子マラソン 結果】
金)S.ハブテ 2時間27分31秒
銀)次仁措姆 2時間27分43秒
銅)矢田みくに 2時間27分56秒
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4位 佐藤早也伽 2時間28分14秒