オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者=ロイター

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 【ニューヨーク=木瀬武】米オープンAIは25日、研究用のAI(人工知能)が学習などに使うデータを外部に流出させていた事例が見つかったと発表した。

 この中には利用者が提供した画像も含まれていた。AIが課題を処理するため外部サイトを利用し、誤って送信していたという。

 流出した利用者提供の画像は53件で、画像共有サイトに投稿されていた。画像の大半はサイト運営会社と協力して削除し、残りも対応を進めている。他にAIの性能試験などで使うデータも流出したが、総数は明らかにしていない。

 対話型AIサービス「チャットGPT」などでは、利用者の設定に応じて入力内容がAIの学習に使われる場合がある。オープンAIは7月に起きた外部企業への不正侵入事故を受け、同様の事案がなかったか調べており、今回のデータ流出もその過程で判明。同社はこれまでに不正アクセスなどが疑われる事例について、数十の外部組織に通知した。調査完了には数か月程度かかる見通しだ。

 一方、米紙ニューヨーク・タイムズは25日、同社のAIが米教育省や商務省、証券取引委員会(SEC)でも不正アクセスなどを試みていたと報じた。教育省では公民権関連のデータを集めようと侵入を試みたが失敗。商務省傘下の国勢調査局では、ネット上で見つけた認証情報を使ってデータを取得したという。

 オープンAIの広報担当者は読売新聞の取材に、商務省とSECはいずれも公開情報へのアクセスだったと説明。非公開情報へのアクセスやデータの改変は確認されていないとした。