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-[恋愛コーチ・関口美奈子]-

 YouTubeで日々、恋愛心理を中心とした男女の恋愛観に関する情報発信をしている、結婚相談所「エースブライダル」主宰の関口美奈子です。
 これまでに3万人以上の男性と向き合ってきた私の実体験と男女の心理に関する研究データから、リアルで実用的な情報をお伝えしたいと思います。

◆婚活の場で「追わせる恋愛」は通じない?

「追わせる恋愛」という言葉を、テクニックとして覚えている男性は少なくありません。返信をわざと遅らせる、誘いを一度は断る、そっけない態度で気を引く。そうすれば女性は不安になって追いかけてくる、という理屈です。

 しかし、婚活の現場で多くの男女を見てきた立場から言うと、この方法で関係が深まった例をほとんど見たことがありません。多くの場合、女性は追いかけるのではなく、静かに離れていきます。

 女性が追いかけたくなるのは、不安にさせてくる男性ではありません。「この人の時間の中に入りたい」と思わせる男性です。追わせるという言葉の意味を、入り口から取り違えている方が多いのかもしれません。

◆1.焦らされた女性は、追うのではなく冷める

 返信を遅らせれば相手の気持ちが高まる、という考え方は、恋愛の駆け引きとしてよく語られます。けれど、結婚を視野に入れた大人の女性には、ほとんど通用しません。

 結婚を考える女性は、自分の時間を大切にしています。わざと連絡を空けられたと感じた瞬間に起こるのは、気持ちの高まりではなく、評価の引き下げです。「この人は誠実に向き合う気がない」と、静かに判断されます。

 返信を数日待たされた女性は、その間に気持ちを募らせているのではありません。多くの場合、その数日で気持ちの整理を終えています。不安で心が揺れるのは恋愛の一時的な熱にすぎず、その熱は、結婚相手を選ぶ落ち着いた目の前では、むしろ減点として扱われるものです。

◆2.「追わせる」の本当の意味は、駆け引きではない

 追わせる恋愛という言葉には、本来まったく別の意味があると私は考えています。それは「追いかける価値のある日常を持っている」ということです。

 仕事に手応えがあり、趣味や人間関係に恵まれ、恋愛がなくても生活が成り立っている。そういう男性は、何も仕掛けなくても「この人の毎日を、もっと知りたい」と思わせます。

 追わせるとは、相手から離れてみせることではなく、自分の生活が満ちていることです。テクニックの話ではなく、状態の話なのです。中身のない生活のまま距離だけ取っても、そこに追いかけたくなる理由は生まれません。