RKC高知放送

写真拡大

2026年に国の重要無形民俗文化財に指定された高知県中土佐町・久礼八幡宮の「御神穀祭(おみこくさん)」が9月24日未明に行われ、大きなたいまつが街を練り歩きました。

午前0時。
中土佐町・久礼の街で大きなたいまつに火が灯されました。

地元の伝統行事「御神穀祭」です。600年あまりの歴史があり、「土佐の三大祭り」の一つにも数えられる久礼八幡宮の秋季大祭の中で、最も盛り上がりを見せます。

「御神穀祭」は、秋に収穫した新米を久礼八幡宮に奉納し豊作への感謝を祝い五穀豊穣を願う行事で、2026年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

午前1時半―。
太鼓の音と大きな掛け声とともに、たいまつが久礼八幡宮に向けて出発しました。

たいまつは高さ約6メートル、重さは600キロで、約20人の担ぎ手が熱さに耐えながら久礼の街を練り歩きます。

■土居記者
「中土佐町の観光名所、久礼大正町市場の前をたいまつが通過していきます。燃えるたいまつの火で、近くにいると熱い」

また見所の一つでもある地区同士のぶつかり合いで、太鼓の競り合いも行われました。

燃えさかる炎で道を照らし邪気を払うとされている「大たいまつ」。約1時間半かけて、町内約2キロを練り歩き、久礼八幡宮前に到着しました。

午前3時半。
1メートルを切るほど小さくなったたいまつは社殿に入り、神事を炎で照らします。

そしてー

大たいまつは勢いよく境内に投げ出されます。
このたいまつのかけらを持ち帰ると「無病息災」や「家内安全」にご利益があるとされていて、集まった人々が一斉に拾い集めていました。

人口が少なくなる中、伝統ある祭りを少しずつでも次の世代に繋いでいきたいと久礼八幡宮の若瀬宮司は話します。

久礼八幡宮の大祭が終わると県内は秋の色合いがぐっと深まるといわれています。