マドリード・ダービーで途中交代をしたヴィニシウス photo/Getty Images

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レアル・マドリードがアトレティコ・マドリードとのダービーで1-2と敗れ、チームが抱える問題が改めて浮き彫りになった。そのなかでも目を引くのが、今季ここまでの走行距離に関するデータだ。

ラ・リーガ第7節までを終えた時点で、レアル・マドリードは1試合平均83.46キロしか走っておらず、リーグで最も少ない数字となっている。『MARCA』が報じた。

一方、バルセロナは1試合平均104.64キロを記録しており、両チームの差は実に21.18キロ。ラ・リーガ全体の平均が93.37キロであることを考えても、レアル・マドリードは平均的なチームより約10キロ少ない距離しか走っていない。

このデータはSofascoreによるもので、選手が試合中に移動した総距離を示している。ただし、走行距離だけで運動強度やプレイの質まで判断できるわけではない。そのため、数字だけを見てレアル・マドリードのパフォーマンスを評価することはできない。

それでも、ここまで大きな差が生じていることは無視できない。レアル・マドリードは縦に速い攻撃を狙い、守備でもあえて特定の時間帯に相手へボールを持たせることで、攻撃に備えて体力を温存することも考えられる。

しかし、今季のチームには試合をコントロールできない時間帯が多く、ボールを保持した状態での継続性にも課題が見られるのは事実だ。個人の能力に頼る場面が目立ち、試合の強度が上がったときにチーム全体で対応しきれていないという印象も強まっている。

今回の走行距離データは、そうした問題を考えるうえで一つの材料となるだろう。単純に「走れば強い」という話ではないものの、リーグ平均を大きく下回る数字は、レアル・マドリードにエネルギーや組織的な動きが不足している可能性を示している。

ダービーでの敗戦をきっかけに、モウリーニョには個人の能力だけに頼らず、チーム全体でどのように強度を高めるのかという課題も突きつけられている。