紀子さまの誕生日を祝うため、秋篠宮邸へ向かう愛子さま(9月11日、共同通信)

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 秋篠宮家の紀子さまは9月11日、還暦となる60歳の誕生日を迎えた。それに際し、宮内記者会からの質問に文書で回答。内容について皇室担当記者はこう解説する。

【画像を見る】「身位令」に基づくと見られる愛子さまと紀子さまの序列はお茶会などの場面でも…

「公開された文書は1万1000字にも及びました。内容は、頻発している自然災害へのお見舞いや、還暦を迎えるにあたってのご感想、パラグアイご訪問時のエピソード、ご家族についてなどさまざまでしたが、文書の締めには『将来にわたって子どもたちの幸せを願いながら、見守っていきたいと思います』と綴られ、お子様方を気にかけるお心が伝わりました」

 紀子さまの節目を祝うため、天皇家の長女である愛子さまが秋篠宮邸へ足を運んだ。しかし、これがSNS上で物議を醸しているという。

「『なぜ天皇家の長子である愛子さまが、わざわざ出向かなければならないのか』『愛子さまを呼びつけるな』といった疑問や批判の声が出ているのです。この日は平日だったということもあり、『愛子さまはこのために日本赤十字社での仕事を休まざるを得なかったのでは』との指摘も上がっています。

 愛子さまが紀子さまの誕生日にお住まいまで赴かれるのは今回が初めてではありません。大学を卒業して以降は必ず足を運ばれているのですが、愛子さま人気が高まるにつれ、こうした批判が年々強まっているように思います」(前出・皇室担当記者)

 愛子さまが挨拶に赴いた後、紀子さまは天皇陛下への挨拶のため皇居へ向かっている。この点からも「わざわざ愛子さまがその前に秋篠宮邸へ行く必要はなかったのでは」との声が上がっているという。

今も残る「身位令」に基づく慣習

 そもそも、なぜ愛子さまは紀子さまのもとを訪ねるのか。象徴天皇制に詳しい名古屋大学の河西秀哉・教授はこう解説する。

「1947年まで、皇室には身位令というものが存在しました。身位令では天皇を除いた皇族の序列が定められており、皇后の次に位が高いのが皇太子・皇太子妃です。現在、皇太子と皇太子妃はいませんが、皇嗣・皇嗣妃である秋篠宮ご夫妻がその位にあたると言えるでしょう。そうすると、内親王である愛子さまより紀子さまのほうが位が高いのです。

 もちろん、今は身位令は存在しません。しかし、かつての身位令の名残で位の低い皇族が節目ごとに位の高い皇族のもとへ赴き、挨拶をなさるという文化が慣習として残っているのではないでしょうか」

 誕生日当日ではなく、愛子さまのお勤めのない休日に挨拶をすることは難しいのか。河西教授はこう分析する。

「愛子さまや紀子さまといった皇室の方々は公務などでお忙しいため、ご予定を合わせることは困難です。この土曜日、愛子さまは空いているけれども、紀子さまはご予定があるということが多々おありのはず。そのため、『はじめから誕生日は空けておく』と前々から決めておくほうがお互いにとって都合が良いのだと拝察いたします」

 当たり前のように続いてきた皇族同士の慣習だが、愛子さまへの注目が高まるなかで、思わぬ受け止め方をされるようにもなっているということのようだ。