【バレー】日本女子48年ぶり金メダルに王手! 韓国3ー0撃破 22日決勝は前回惨敗の中国と因縁対決 和田の覚悟「しんどい試合になる」…アジア大会
◆愛知・名古屋アジア大会 第3日 バレーボール(21日、小牧市スポーツ公園総合体育館)
女子準決勝が行われ、日本が韓国を3-0のストレートで撃破し、1978年バンコク大会以来、48年ぶりの金メダルに王手をかけた。2大会連続の進出となる決勝(22日午後7時20分開始予定)で2連覇中の中国と激突する。
2-0で迎えた第3セットは序盤から連続得点を重ね、韓国にペースを握らせなかった。和田由紀子、佐藤淑乃のアタッカーを軸に、全セットを通じて、山田二千華と秋本美空のミドルブロッカー(MB)の奮闘が光った。
アウトサイドヒッターからMBに入った秋本がチーム最長身185センチの高さを生かしたアタックとブロックでズバズバ。山田は和田、佐藤に警戒が行くと、スススっと移動攻撃で参加し、韓国コートにスパイクを突き刺した。最後は鴫原のサービスエースで試合にピリオドを打った。第3セットは25ー20。
韓国との通算成績は、これで日本の102勝48敗に。8月23日のアジア選手権1次リーグ(3-0)以来の対戦で返り討ちにした。
決勝で対戦する中国には前回、2022年杭州大会決勝で0-3のストレート負けを喫した。中国は準決勝でアジア選手権優勝のタイとの激戦を3-2で制して勝ち上がっている。
和田(チームトップの15得点)「スタートから勢いを出して、大事な一戦をチーム全体で取れてよかった。(決勝は)しんどい試合になると思います。決勝戦というのをみんなで楽しんで、最後の1点を取りきるまで、全員で1つになって、この短い期間でやってきたことを出し切りたい」
【第1セット】日本が25-20で先取。クロスゲームとなった中、予選からフル稼働の最年少20歳、秋本美空が存在感を放った。ポジションはアウトサイドヒッターだが、今大会はチーム最長身185センチの高さを生かして、ミドルブロッカーで起用されている。秋本は随所でスパイクを打ち、高さあるブロックで韓国のアタックをシャットアウト。アジアの宿敵の勢いを封殺した。準決勝までの5戦で、秋本の合計得点は和田由紀子、佐藤淑乃のダブルエースを超えるチーム最多の44点。攻守で驚異の働きぶりを見せつけた。
【第2セット】日本が25-22で薄氷の2セット連取。序盤に4連続失点を喫し、流れは韓国に傾きかけたが、和田、佐藤のダブルエースの攻撃を起点に追い上げた。競り合った6-7からは再び4連続失点し、6-10に。しのぐ時間の中、和田が闘魂全開のダイビングレシーブでボールを拾い、鴫原のアタックにつなげて9-10と縮めた。ハイライトシーンは競りに競った終盤だった。19ー17の場面で激しいラリーの末に日本の得点となり、一度は20ー17となったが、韓国がリベロの西崎のフロアすれすれの“パンケーキ・レシーブ”にフロアタッチがあったとしてチャレンジを要求。日本は韓国にタッチネットがあったとしてチャレンジを求め、審議を巡って約4分近く試合が止まった。結果は韓国に“軍配”。得点が入り19ー18となった。間が空いて悪い空気が流れたが、日本は気落ちせずプレーに集中し、韓国を勢いづかせなかった。
先発メンバーは4強入りを決めた台湾戦と同じ和田、佐藤、セッターに主将の関菜々巳、MBに山田二千華、鴫原ひなた、秋本、リベロは西崎愛菜。
8月のアジア選手権準決勝でタイに敗れ、28年ロサンゼルス五輪の出場権を最短で獲得とはならなかった日本女子は、今季主将の石川真佑(エジザジュバシュ)以外のメンバーで32年ぶり自国開催の今大会に臨んでいる。
◇バレー日本女子のアジア大会 4年に一度の国際総合大会で、女子種目は第4回大会の1962年ジャカルタから実施。日本は62年大会から78年バンコク大会まで5連覇した後、優勝から遠ざかっている。06年ドーハ大会では5大会ぶりの決勝で中国に敗れ、4大会ぶり決勝に進んだ前回22年杭州大会も中国に敗れた。
▽準々決勝結果
タイ 3-0 インドネシア
韓国 3-0 カザフスタン
日本 3ー0 台湾
▽準決勝
中国3ー0タイ
日本3ー0韓国
▽日本の試合結果
■予選
16日 3〇0ネパール
18日 3〇0インドネシア
※予選首位通過
20日 準々決勝 3〇0台湾
21日 準決勝 3〇0韓国
22日 決勝 vs中国
【日本女子のアジア大会代表メンバー】()内数字は背番
⑴アウトサイドヒッター
和田由紀子 (ブスト・アルシーツィオ)
⑸アウトサイドヒッター
佐藤淑乃(ミラノ)
⑹セッター
関菜々巳※主将(ブスト・アルシーツィオ)
⑾ミドルブロッカー
山田二千華(NEC川崎)
⒀ミドルブロッカー
山口真季( KUROBE富山)
⒁セッター
塩出仁美 (大阪MV)
⒃アウトサイドヒッター
鴫原ひなた(愛知)
⒅リベロ
西崎愛菜(大阪MV)
(21)アウトサイドヒッター
廣田あい(NEC川崎)
(22)アウトサイドヒッター
北窓絢音(SAGA久光)
(23)ミドルブロッカー
井上未唯奈(SAGA久光)
(26)アウトサイドヒッター
秋本美空(ブスト・アルシーツィオ)
