【コレってカビ!?】断面が白くなったさつまいも、食べてもOK?野菜ソムリエプロ・緒方湊さんに聞いてみた
さつまいもの旬がやってきました。さつまいもを切って保存していたら断面が白くなっていたという経験はありませんか。食べてもよいのか気になりますよね。そんなさつまいもの変色について、野菜ソムリエプロの緒方湊さんに聞いてみました。
切り口が白くなっていた…これって食べても大丈夫?
ーー冷蔵庫での保存中、さつまいもの切り口が白っぽく変色した場合、食べても大丈夫でしょうか。
「切り口が白いと一瞬カビのように見えますが、切り口が白いからといってカビていたり、腐っているとは限りません。さつまいもを切ったときに出てくる白い乳液のような成分『ヤラピン』が乾燥すると白っぽく見えることがあります。
見分けるときは、白さだけでなく状態も確認しましょう。白い部分が乾いていて、さつまいも自体が硬く、嫌なにおいやぬめりがなければ食べられます。気になる部分を薄く切り落として調理しましょう。

さつまいもを切った直後に滲み出るヤラピン
白いものがフワフワと付着していたり、広がっている、また嫌なにおいがしたりする場合は、カビの可能性もあるため食べないほうが安全です。また、さつまいもは低温が苦手な野菜なので、冷蔵庫に入れたまま長期間忘れないよう気をつけてくださいね」
購入時に見かける、表面の黒い蜜のようなものは?
ヤラピンは、さつまいもの中身だけでなく表面にも滲み出ることもあると言います。

「スーパーでさつまいもを買うとき、皮に黒い蜜のようなものがついていることがありますよね。実はこの黒い蜜のようなものの正体もヤラピンです。傷口や切り口から滲み出た成分が空気に触れて乾燥することで、黒い蜜のような見た目に変化します。食べても問題ありません。
ただし皮の黒い部分を触って、ぶよぶよしていたり、ふかふかと柔らかくなっている場合はカビや病気などの可能性があります。内部まで進行しているようであれば、食べるのは避けたほうが安全です」
さつまいもの表面に付いているヤラピンは触ると意外と固く、洗っても落ちないことも。気になるときは削って調理するのが良さそうですね。
今が旬!「さつまいも」をおいしく味わう秋レシピ
最後に、さつまいもを使ったおすすめレシピを3つ紹介します。
▼ほっこり優しい甘さ「さつまいもご飯」
米とさつまいも、酒と塩だけで炊き上げるシンプルな炊き込みご飯です。さつまいも本来の優しい甘みが引き立ちます。もしあれば、もち米を加えるとよりもっちりとした食感も楽しめます。
▼ツナとはちみつでコクうま「さつまいものサラダ」
ゆでてマッシュしたさつまいもに、玉ねぎ、人参、ツナを加えて和えるだけのサラダ。はちみつの優しい甘さとマヨネーズのコクで、箸が止まらない一品に仕上がります。

▼ご飯がすすむ「さつまいもの甘辛炒め」
さつまいもを蒸し焼きにしてから、醤油とはちみつを絡めた甘辛おかずです。水を加えずに蒸し焼きにすることで、煮崩れせず香ばしく仕上がります。

さつまいもの変色に迷ったときは、チェックポイントを参考に状態をよく確認してみてください。主菜、副菜、主食とさまざまなメニューに使える、さつまいも。今が旬の味をたっぷり堪能してくださいね。
緒方湊(おがたみなと)さん

8歳で野菜ソムリエ、10歳で野菜ソムリエプロを史上最年少で取得。農研機構広報アンバサダーや自治体のアンバサダー等として活動。テレビ、新聞、講演、イベントなどを通じて、食と農の魅力を全国へ発信している。慶應大1年。
ウェブサイト:みなとの野菜大辞典
(TEXT:小菅祥江)


