那覇で泊まるなら、51年目の「ハーバービューホテル沖縄」で2泊以上が絶対!
沖縄の夏は長い。たぶん、このシルバーウィークも、それからしばらくも、ず~っと暑い。そんな南国の都・那覇で、半世紀にわたって皇室や地元のVIP、“違いのわかる”旅人たちに愛されてきた特別なホテルがあります。「ハーバービューホテル沖縄」です。ここでは皆さん、ぜひ2泊以上してほしい! いまから、その理由をお話しします。
リニューアルされた「ガーデンプール」で一日過ごす
1972年の沖縄の本土復帰を記念し、1975年の沖縄国際海洋博覧会を機に、那覇市で初めての本格的な都市ホテルとして、在沖アメリカ人らの社交場「HARBOR VIEW CLUB」跡に建てられたハーバービューホテル沖縄。シンボルは上写真の大きなガジュマルの樹だ。玄関映えに枝を広げ、木陰をつくるこの樹では、多くの小鳥が羽を休める。「那覇市都市景観」のひとつにも選ばれていて、まずはここで記念写真というのが定番だ。
そんな歴史あるホテルが開業50周年を記念して、昨年から大リニューアルを敢行! 客室を、琉球藍染(りゅうきゅうあいぞめ)に着想を得た深い藍色と月桃をモチーフにしたカーペットが印象的な、クラシカルモダンデザインの快適空間に生まれ変わらせた。今回泊まったクラブデラックスツインルーム(上写真)も明るくて、大都市・那覇のど真ん中にあるとは思えない広さ!
そして今回の目玉のひとつが、6月1日にリニューアルオープンした「ガーデンプール」だ。もともと那覇市という都会の真ん中にありながら、広~い屋外プールがあることでも人気を博していたハーバービューホテル沖縄。私もファンのひとりで、夏に那覇に来たときにはプール目当てで利用したものだ。それが今回、「浸水ラウンジャー」を備えるなど、客室同様モダンに生まれ変わったばかりか、なんと温水仕様になった。つまり夏だけでなく年中、デイタイムはもちろん、ナイトプールまで楽しめるようになったのだ。
「プールサイドバー」では沖縄県産スピリッツをつかったシーズナルカクテルや、「なはまぐろデュオバーガー」「レインボー・ブロシェット」なんて、ガッツリお腹も満たすシグネチャーフードが味わえる。つまり、一日中ここにいても飽きないというわけだ。
思わず“おこもり”してしまう「クラブラウンジ」
そしてリニューアルのもうひとつの目玉が、那覇市最大級、356㎡を誇る「クラブラウンジ」だ。眺望抜群のホテル最上階に位置し、朝7時~夜24時までオープン。7時~10時はメイン料理を5種から選べる「朝食」タイム、14時~16時がティータイム、17時~20時はディナータイム、そして20時~24時は「ナイトキャップ」の時間となる。
まずはチェックイン早々のティータイムに訪れてみると、飲み物、食べ物、スイーツの豊富さにビックリ! 「自分好みに仕立てるアフタヌーンティー」なんて魅力的すぎるコーナーもあり、用意されているティースタンドに、セルフオープンサンドやスイーツを載せていく。これ、かなり楽しい。あこがれの“一流ホテルでアフタヌーンティー”が、アッと言う間に実現してしまった(上写真)。
クラブラウンジでまったりしていると、いつの間にか並んでいた料理が入れ替えられ、ディナータイムに。沖縄そばをパスタに見立てたボロネーゼや、豚しゃぶとピパーチ(沖縄・八重山地方の島コショウ)香るスープカレーなど、またガッツリ食べ、沖縄ならではのオリオンビールやスパークリングワインなど飲んでしまう。つまり、ラウンジだけでも一日を過ごせるクオリティなのだ。ね? 1泊では到底足りないでしょ?
至福! 神戸ビーフと県産黒毛和牛ステーキの食べ比べ!
そして、せっかくハーバービューホテル沖縄に来たら、絶対に体験したいのが、沖縄県内ホテル初の神戸ビーフ指定登録店、「鉄板焼 泉崎(いずみざき)」でのアメージングな食事だ。
たとえばこの日は、素敵なアミューズの後に、神戸ビーフ100%のハンバーグが焼かれた。と、そこに、たっぷりのコンソメスープがかけられる。え? せっかく香ばしく焼き上がったのに、ひたひたのスープ漬けにするなんて、もったいない! なんて思ったのもつかの間、ひち口食べてみると、その旨いこと! この料理を考えた人、天才!
続いて小森シェフが、ミソもたっぷりなイセエビと、丸々と肥えたアワビを、ピカピカに輝く生の状態で見せてくれた。これを焼いてもらう至福。当たり前だが最高の焼き加減で供されたそれらは、海の香りを残しながら、とにかく旨みとプリプリの歯応えがハンパない!
まだアメージングな宴は終わらない。続いては「神戸ビーフ」と「県産もとぶ牛」フィレステーキの共演だ! 小森シェフが肉をフランベすると、炎が舞い上がる。料理への期待もこの上なく高まったが……ステーキ2種の味わいは、そのはるか上をいった。ジューシーな神戸ビーフ、濃厚な旨みの県産牛。ああ、幸せ! お酒もデザートもたくさんいただいて、今夜はよく眠れそう。これもここ、ハーバービューホテル沖縄に泊まったからこそだ。
朝も夜もエキサイティングなブッフェを「プランタン」で
さて、翌朝は泉崎の余韻も冷めやらぬまま、朝食をいただきにブッフェレストラン「プランタン」へ。ここはとにかく広くて、家族連れなども楽しめる仕掛けがいっぱい。その最たるものがライブキッチン。朝は2種類のハンバーガーや、「フレンチトースト トリュフバター」を目の前で調理してくれる。私もさっそく、58バーガーを注文した。
さらに、焼きのりを網に載せて炙り、セルフで郷土料理ポーク玉子の手巻きがつくれるコーナーもあり、昨夜あれだけ食べたのに、今朝もしっかりいただくことになった。それもこれも、ブッフェが魅力的すぎるからだ!
このプランタン、夜はさらにメニュー豊富で、非常に魅力的だ。たとえばライブキッチンで提供されるのはステーキと新鮮野菜のソテー。かと思えば、オリエンタルホテル&リゾーツの名物「神戸ハイカレー」もあって、あの、ひと口目は甘みと旨みを感じ、その後、グッとスパイスが襲ってくるクセになる味わいを楽しめる。
そして上写真のように、絶対に外せないのが名物・有頭海老のジャンボフライ。衣は薄めでカラリと揚がり、中は海老がギッシリ。自家製タルタルソースと合わせれば、ビールにもワインにも、もちろんご飯にも合う合う!
つまりハーバービューホテル沖縄ではディナーだけでも、クラブラウンジ、鉄板焼 泉崎、プランタンにプールサイドバー、そして1階にある、グリーンカレーや「あぐーハンバーグステーキ」がとくにおいしいLounge & Barという贅沢な選択肢がある。2泊しても、ぜんぜん足りというのがわかってもらえるだろう。
身体が整う、喜ぶ朝食セミブッフェ
いよいよチェックアウトの日となった。最後の朝食はどこで……。思案したあげく、やはりクラブラウンジでと決意した。ここでは、朝はローストビーフ、サーモンミキュイ、オムレツ、フレンチトースト、ホットサラダの5種類のメイン料理から、ひとつを選んで、あとはブッフェでというスタイル。ここのブッフェは焼きたての自家製パンや、甘酒に似た琉球伝統の発酵食品「ミキ」、天然はちみつ(!)など大充実しているのだが、意外にあっさりした郷土料理なども多く取りそろえている。
なかでも、ラウンジの名物となっているのが、琉球諸島に古くから伝わる、具だくさんの“だし茶漬け”のような料理、「セーファン(菜飯)」。木箱の中に美しく並んだ色とりどりの具材を、どれだけ見本のようにキレイにご飯の上に盛りつけられるかは、その人のセンス次第だ。これに出汁(だし)をかけていただくと……とてもあっさり、でも深い味わいがありスルスルお腹に入っていく。これなら、暑い日でも、多少胃が弱っていても食べられるだろう。ビタミンもタンパク質もしっかり摂れる完全食だ。
結局、郷土料理もしっかりいただいて、大満足でハーバービューホテル沖縄を後にした。やっぱり2泊では足りない。ここを拠点にすれば、沖縄のいろんな観光地や地元の人しか知らない場所に容易にアクセスできるし。次の旅は、ここに3泊にしよう!
──ハーバービューホテル沖縄からアクセスできるアクティビティの例は、あらためて皆さんにお知らせします!
Photo & Text:舩川輝樹(FRaU編集長)
