テレビ信州

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県内有数の温泉街である下高井郡山ノ内町の渋温泉。林野火災が発生し古い木造建築が密集する温泉街に延焼すると、大きな被害が出る恐れがあることから、15日、地元の消防隊員たちが訓練を行いました。

温泉街で装備を身に着け、現場へと向かう消防隊員。急な階段を上り、ホースは山の中へ。

「放水して!」

山ノ内町で行われたのは、林野火災を想定した訓練です。消防と渋温泉の組合などが初めて連携した訓練で、約50人が参加しました。

奈良時代に開かれ、約1300年の歴史を持つ渋温泉。温泉街のすぐ裏に山林がある上に古い木造の建物が密集していて、火災が起きると被害が拡大しやすい環境です。

実際に渋温泉と並ぶ温泉郷として親しまれている山ノ内町の湯田中温泉では5年前、老舗旅館で火事があり、敷地内にある国の登録有形文化財「松籟荘」を全焼しました。

鎮火までにかかった時間は約25時間。消火の難しさを物語りました。

15日は消防車が近づけない場所での消火活動を想定し、200メートル以上のホースを使いながら消防や組合などが連携を確認しました。

岳南広域消防組合山ノ内消防署 高相一夫署長
「風の強い日にはたき火をしない、火入れをしないとか、その場を離れない。行為者の注意1つで広がることはないので、そういったところを注意していただければと思います」

落ち葉が積もる秋口にも注意が必要な林野火災。消防は、今後も地域と連携しながら温泉街を守る取り組みを進めていくとしています。