大分県大分市佐賀関に伝わる豊漁を願う歌に合わせて踊りを披露する「関の鯛つりおど大会」が12日開かれました。

大規模な火災から間もなく10か月。会場には多くの人たちの笑顔が溢れていました。

大分市佐賀関

港町に大勢の人が集まり賑やかな雰囲気に包まれています。

大分市佐賀関で12日開かれた「関の鯛つりおどり大会」。豊漁を願う、この時期の恒例行事です。

こちらは昔ながらの方法で船を漕ぎ、速さを競う「大漁おし初め大会」。

かつて漁師たちが年初めに豊漁を願って船の速さを競争していたことに由来しています。

参加者には地元の子供たちのほか、駐在所の警察官の姿も…。地域をあげて盛り上がりを見せていました。

◆参加した佐賀関駐在所の警部補
「絶対盛り上げてゴールしたいと思っていたのでゴールができてよかった」

◆佐賀関中学校の生徒
「みんなたくさん応援してくれて本当にうれしかったし涙が出そうだった」

その会場の一角に設けられたのが2025年11月の火災で被災した田中連合区のブース。これまでの支援に感謝しようと関あじ・関さばをイメージしたキーホルダーを作り来場者にプレゼントしていました。

大分市佐賀関

そして辺りが薄暗くなったころ祭りは最高潮を迎えます。

江戸時代から漁師の間で歌い継がれてきたという「関の鯛つり唄」。釣り竿に見立てた手拭いを手に独特のかけ声を合わせて踊りを披露します。子供から大人まで大勢の参加者が輪になって伝統の踊りを楽しんでいました。

◆参加者は
「皆さんを笑顔にできるような踊りにしようと思って踊った」

「やっぱり佐賀関っていいなと思う。火災があってみんな落ち込むところもあるがこれからみんな一丸となって頑張っていきたい」

佐賀関を襲った火災の発生から間もなく10か月。地域の伝統の祭りには集まった多くの人たちの笑顔があふれていました。