高市首相の内閣改造めぐる迷走と誤算…維新の「本命」外し“スネ傷”中司幹事長起用のウラ事情
「骨格を維持」「小幅改造」と、見どころナシに終わりそうな17日の内閣改造を巡って“焦点”となっているのが日本維新の会から誰を入閣させるか──である。本命は馬場前代表か藤田共同代表と目されていたが、急転直下、高市首相は中司幹事長を起用する方針を固めたという。内閣府の特命担当相への起用が取り沙汰されている。
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中司氏は、大阪府枚方市長や大阪府議を経て、2021年衆院選で大阪11区から出馬し初当選。現在3期目で、昨年8月から幹事長を務めている。
「会見での受け答えに安定感がある」(永田町関係者)との評価があるが、スネに傷アリである。枚方市長だった07年、市発注の清掃工場建設工事を巡る談合事件で大阪地検特捜部に逮捕、起訴され辞職。最終的に最高裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決が確定しているのだ。
なぜ、よりにもよって有罪が確定した中司氏を入閣させるのか。
「本命扱いされていた馬場さんは、もともと閣僚の器ではないとの評価がある。かといって、藤田さんを入閣させると党のまとめ役がいなくなってしまう。だから中司さんにお鉢が回ってきた」(永田町関係者)なんて声がある一方、「馬場、藤田両氏が内閣府特命担当相というポジションに“そんな軽量ポストはやらない”と難色を示している」(官邸事情通)という指摘もある。
旧統一教会との接点も明らかに
一方、ある維新関係者は「馬場、藤田両氏は“身体検査”に引っかかったのではないか」と言い、こう続ける。
「当然ながら、官邸は問題人物を登用するとダメージになってしまうため、閣僚候補の身辺調査は徹底している。2人を閣内に入れるのは政権にとってリスクがあると思われた可能性がある。中司さんの事件は10年以上前のことですし、2人より中司さんの方がマシだったのでしょう。中司さんは馬場さんとは距離があり、吉村代表に近い一方、藤田さんとは選挙区が隣ということもあり関係は悪くない。おとなしい性格でもありますから、無難な人選というわけです」
ただ、スネ傷の中司氏は、今後、政権のウイークポイントになる可能性がある。
「中司さんは旧統一教会との接点も明らかになっている。22年夏に党が実施した内部調査で、教団の関連団体のイベントに出席していたことが発覚。大臣になったら、国会で追及されて大炎上という展開もあり得ます。まあ、教団側との接点という意味では、馬場さんと藤田さんもあったのですけどね。要するに、維新に人材がいないということです」(同前)
もともと、維新から入閣させることにムリがあるのではないか。
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日本維新の会の馬場伸幸前代表はかつて「個人的に選べるなら官房長官だ」「維新がやるべき改革や政策の観点では総務相が必要なポストだ」などと発言していたが……。関連記事【もっと読む】『さっそく大炎上! 維新・馬場伸幸前代表が入閣ポスト「官房長官が望ましい」発言の何様?』で詳しく報じている。
