ワゴンらしい使い勝手を備えながら、アクティブな雰囲気も楽しめます

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実用性と走りを両立したワゴンへの反響とは

 2026年10月20日には、長く日本の自動車市場を支えてきたモデルが誕生60周年を迎えます。

 1966年の登場から現在まで、時代ごとの暮らしや価値観に合わせて姿を変えながら、世界150以上の国と地域へ広がってきました。

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 2026年3月時点のグローバル累計販売台数は5700万台を超えており、その存在感は今なお大きなものなっています。

 登場した当時は、日本のモータリゼーションが本格的に進み始めた時期でもありました。以降、時代の変化に合わせてボディタイプや装備、パワートレインなどを進化させ、幅広いユーザーの生活に寄り添う存在として定着していきます。

 また、長い歴史のなかではセダンだけでなく、より多くの荷物を積載できるワゴンタイプやSUVなども展開。

 実用性を重視するユーザーに応えながら、近年ではデザインや走行性能にもこだわったモデルへと発展しています。

 そのモデルとは、トヨタ「カローラ」です。60周年を目前に2026年5月には一部改良を実施し、単なる装備の見直しにとどまらず、大きな節目を意識した特別仕様車も用意されました。

 発売から数か月が経過した現在、実際に販売店を訪れるユーザーからどのように受け止められているのかも気になるところです。

 カローラシリーズのなかでも、今回改めて注目したいのが「カローラツーリング」です。カローラツーリングは、12代目カローラシリーズのステーションワゴンとして2019年9月に登場しました。

 それまで展開されていた「カローラフィールダー」から世代交代するとともに、TNGAプラットフォームを採用。

 ワゴンとしての実用性を確保しながら、低重心でスポーティなスタイルと優れた走行性能を追求したモデルです。

 現行型のボディサイズは全長4495mm×全幅1745mm×全高1460mm、ホイールベース2640mm。大きすぎない車体による取り回しの良さを持ちながら、ワゴンならではの荷室を備えています。

 セダンでは積載性が不足し、SUVではサイズが大きすぎると感じるユーザーにとって、バランスの取りやすい選択肢といえるでしょう。

 2025年5月の一部改良ではパワートレインが1.8リッターハイブリッドに一本化されました。

 WLTCモード燃費は最高28.8km/Lを達成するなど、優れた環境性能を誇ります。駆動方式は2WD(FF)とE-Fourから選択でき、グレードはX、G、W×Bを設定しています。

 さらに、2026年5月の一部改良では、Xにスマートエントリーとナビレディパッケージを標準装備。

 ボディカラーにはニュートラルブラック、エモーショナルレッドIIが新たに設定されるなど、日常での使い勝手にも手が加えられました。

 そして60周年を記念して内容を改めたのが、特別仕様車ACTIVE SPORTです。フロントフェンダー左右には60周年記念ロゴステッカーを配し、室内にはレーザー加工による60周年記念ロゴ付きの合成皮革巻きインストルメントパネルを採用。

 足元にはブラック塗装のセンターオーナメント付き17インチアルミホイールを装着し、2WD車には専用チューニングサスペンションも備えています。

 また、カローラツーリング専用の仕立てとして、ニュートラルブラックの専用デザインフロントバンパーやロッカーモール、ブラック×ダークグレーのフロントスポーツシートを採用。

 さらにニュートラルブラック×アッシュを特別設定し、標準モデルとは異なるアクティブな雰囲気を演出しています。

 価格(消費税込)はカローラツーリングが244万7500円から339万3500円、ACTIVE SPORTは328万2400円から349万6900円です。

 では、販売店ではどのように見られているのでしょうか。販売店スタッフによると、カローラツーリングは特に若い夫婦や1~2人での利用を中心とするユーザーからの相談が多いといいます。

 購入を検討するユーザーからは「前席が広くて快適」という声が聞かれるほか、「車高が低いクルマが好きだが、セダンでは荷室が狭いのでちょうどいい」といった評価もあるそうです。

 SUVが主流となった現在でも、低い車高による運転のしやすさとワゴンならではの積載性を両立したステーションワゴンには、独自の需要があります。

※ ※ ※

 誕生から60年を迎えるカローラは、その長い歴史のなかでユーザーの生活に合わせて姿を変えてきました。

 そのDNAを受け継ぐカローラツーリングも、実用性だけにとどまらず、デザインや走り、装備にこだわるモデルへと進化しています。

 60周年という節目に特別仕様車を設定したことで、改めてその存在が注目されることになりそうです。