路上で殴られ警察沙汰、小5で中国へ強制留学…世界女王の母を持つ元バドミントン日本代表が明かす過酷すぎた“幼少期”《月給は20万円程度》〉から続く

 バドミントンのトップ選手から人気ライバーへと転身を遂げた茜羽さん。健康美そのものといえる体型が多くのリスナーに刺さり、人気は急上昇。最高月収は1600万円と飛ぶ鳥を落とす勢いだ。だが、ライブ配信の世界も順風満帆とはいえないという。その実際を聞いてみた。

【画像】「女性を捨てて」ストイックすぎる生活を送った現役時代から一変…! 抜群のプロポーションで“リアル峰不二子”と呼ばれるようになった元バドミントン選手・茜羽さんの写真を一気に見る


写真は本人インスタグラムより

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駆け出し時代に騙された苦い経験

--幼少期から文字通り四六時中、バドミントンに捧げてきた茜羽さんですが、現役引退後にいきなり業種を変えるのは怖くなかったですか。

茜羽 怖くはなかったですね。ただ、そのせいで騙されてしまったこともあります。

 ほかのアスリートも同様だと思いますが、私は、スポーツしかしてきていない分、社会常識に疎いところがあると自覚しています。

 実際、私は実家を出て独り暮らしをしながら配信活動を始める際、ライブ配信に強い芸能事務所に入ったのですが、そこで騙されました。養成所のための費用という名目で、100万円ほどを取られたんです。それでいて、レッスンは「コロナ禍だから」とほとんどなし。ライブ配信をやって投げ銭を獲得しても、7割は事務所に持っていかれて。おまけに、現役時代のファンなどからの投げ銭で月に100万円ほど稼いでいたのに、3ヶ月間給料が支払われませんでした。

--序盤で騙されているんですね。

茜羽 ライバーの世界は魑魅魍魎がいて、どんな背景の人間が何の魂胆があって近づいてくるのかまったくわからないと考えるようになった強烈な経験ですね。今となっては、相当に警戒するようになりました。ライバーの中には、視聴者と会うことがあったり、ダーティな方法で人気を取る人もいますが、私はそのようなことをしないようにもしています。

15キロ減量に成功して“リアル峰不二子”に

--ライバーとして美を売りにする以上、バドミントン選手とはまた違った身体との向き合い方がありそうですね。特に現役時代より15kg痩せた方法が気になります。

茜羽 現役時代は、私は1日トータル1万キロカロリーを摂取していました。現在は、食事にかなり気を使って過ごしています。くわえて、毎日のストレッチ、週1でホットヨガ、高重量トレーニング、ピラティス、よもぎ蒸しというローテーションで体重を落としていきました。また、体内の深部を加温するインディバという施術を週に120分取り入れたことも減量に効果的でした。

 私の場合、筋肉を落とすようにすれば体重は落ちるため、現役時代につけた筋肉を落とす作業に焦点を当てました。

視聴者からの誘いを断ると…

--美を売りにしていると、見た目の維持管理も大変ですよね。それに視聴者からの投げ銭で成り立つライバーの世界は、視聴者との人間関係、コミュニケーションが難しいイメージもあります。

茜羽 それは日々感じているところです。

 ライブ配信の世界では、ランキング上位のライバーしか出演できないイベントがあり、また、視聴者はこれまでどれだけ自分が投げ銭をしたかの金額に応じてランクが決まっています。投げ銭金額が少ない人はレベル1、最高ランクになるほど投げ銭をしている人はレベル50、みたいな感じですね。レベル50にもなると、だいたいトータル2億円くらいの投げ銭をしているとも言われています。

 そんなレベル50の視聴者から、3万円の投げ銭とともに「今度、会わない?」とメッセージが届いたことがあるんです。私は外で個人的に会うことはしていないので、丁重にお断りをしました。すると、そのレベル50の人が、私がライブバトルで競っている相手のところに100万円単位の投げ銭をしたんです。そのため、私は順位が落ちました。このように意のままにならない配信者を下げるためにライバルに投資する人もいるんです。

--レベル50の視聴者の「会わない?」に応じていたら、どうなっていたのでしょう。

茜羽 想像でしかありませんが、性的な関係を求められていたかもしれませんよね。実際、有名なネット界隈の暴露系インフルエンサーが暴露していた話として、視聴者がライブ配信で知り合ったインフルエンサーの酒に薬を盛ったという事件がありました。

--単純にセクハラに該当するメッセージもたくさん来そうですね。

茜羽 それは日常茶飯時です。マンゴーの絵文字を送ってきて、「見せてくれたら100万円投げ銭するよ?」とか(笑)。マンゴーは女性器の隠語で。私が断ったら、その視聴者さんはかなり驚いたリアクションをしていました。「え、他のライバーは見せてくれた人もいたのに」と。

--性的な内容の誘いに応じてしまうライバーもいる。

茜羽 実際に見たことはないので、わかりません。ただ、「どうやらそうしたことがまったくないわけではなさそうだな」とは感じています。たとえば、以前は私の配信をよく見てくれていて、投げ銭もくれていた視聴者さんがいました。その方は、ある日突然来なくなりました。

 しばらく経って連絡がきて、「ほかのライブ配信者からメッセージが来て、『たくさん投げてくれたら、会ってあげる。私を好きにしていいよ』と言うから、茜羽ちゃんのところには行かなかった」と言うんです。話の真偽は不明ですが、視聴者からの誘いがあることは私も身をもって体験しているので、応じる人がいてもまったく不思議ではないですよね。

--茜羽さんは視聴者と会わないとはいえ、やり取りをする以上、オンライン上でも視聴者との関係がこじれることはありませんか。

茜羽 ありますね……。一時期は、配信を10~12時間ほど毎日していたことがあるんですが、あるとき、プライベートで友人らと19時からバーベキューをすることになって、配信がお休みとなる旨を伝えていたら、常連さんから「そんな時間からバーベキューなんて、乱交パーティーじゃない?」と来たんです。根も葉もないことなので、私は一笑に付してしまったのですが、その対応が気に食わなかったらしくて。

 そこからSNSを使って、根も葉もないネガティブキャンペーンをされたり……。別の人からは、「茜羽は応援すれば会えるよ」などと事実無根の噂を流されたこともあります。

--茜羽さんは2025年8月にご自身でライバー事務所を立ち上げておられますよね。いわゆる枕営業に類似した行為が横行しているかもしれないなかで、ご自身の事務所に所属するライバーたちにはどのような指導をしていますか。

茜羽 ありがたいことに、現在10名程度のライバーが所属してくれています。なかには元バドミントン選手もいて、慕ってくれているんです。

 面接のときに、そうした安直な方向になびかない子であるかどうかは審査しています。何より安全に、クリーンにライブ配信をして視聴者を獲得することのできる子たちに所属してもらっているんです。

アスリートのセカンドキャリア

--元日本代表アスリートからライバーへの転身は異色だと思いますが、そんな茜羽さんが描く将来の展望を聞かせてください。

茜羽 スポーツ選手のセカンドキャリアは非常に難しい問題だと思います。多くの場合、スポーツ選手は競技に注力した人生を送ってきたため、私も含めて、社会のほとんどのことについて無知です。ある日突然に現役引退をして、社会に放り出され、特にマイナースポーツにおいては会社の社員として決して高くはない給料で働くことになります。

 けれども、もともとは大小さまざまな困難を乗り越えて、結果を残してきたポテンシャルのある人たちです。社会がそうした人材を活用するために、多様な方法があると考えています。その一つとして、私は自分の作ってきた身体で何かができるのではないかと思いつきました。そして今度は、ライバー事務所を立ち上げることで、同じように新しい世界へ挑戦する人たちの環境を作りたいと考えています。元アスリートに対して、競技人生の先にいろいろな可能性があることを伝えていきたいです。

(黒島 暁生)