石川県白山市と岐阜県白川村を結ぶ林道「白山白川郷ホワイトロード」。例年、有料区間は冬のシーズンに閉鎖されますが、国は通年での通行が可能となるよう、積雪量や土砂災害リスクなどの調査に今年冬に着手します。

石川県と岐阜県を結ぶルートをめぐっては、国が1994年、白山白川郷ホワイトロードを含む北陸道の小松ICと東海北陸道の白川郷ICまでの延長およそ50キロ区間を「小松白川連絡道路」として地域高規格道路に指定。

道路の事業化に向けて国と石川、岐阜両県は、観光・物流面での効果検証や雪崩、地すべりといった危険性がないかなど、調査を進めています。

大規模なトンネル工事は難航が予想される

連絡道路の整備により、小松市から白川村までの所要時間はおよそ1時間10分の短縮と利便性の向上が期待される一方、両県を隔てる白山山系におよそ20キロの大規模なトンネルを掘削する必要があることから、工事は難航が予想されています。

こうしたことから国は早期開通を目指し白山白川郷ホワイトロードの機能強化を図るため夜間や冬の時期にも通行できるよう、検討を進めることにしています。

県土木部・木村康博部長「首都圏、中京圏との時間短縮に加え加賀地域と広域観光圏の形成や小松空港の利用拡大、災害時の代替性の確保など石川県の発展に大きく貢献する極めて重要な道路になる。国、岐阜、石川県と連携しながら対応していきたい」

国交省と石川、岐阜両県の関係部署からなる検討会は11日の会合で、ホワイトロードの活用・検討に向けたワーキンググループを設置するとともに、冬季閉鎖される区間について、今後、積雪量や土砂災害のリスクを把握するための調査に今年の雪のシーズンから着手することを決めました。