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石川県産の「コシヒカリ」の新米が11日から店頭に並び始めました。去年は軒並み値上がりし、5キロ5000円を記録する店舗もあった新米価格。ことしの値段はどうなっているのでしょうか。

「コシヒカリ新米入荷ですよ、お客様どうぞ、ご賞味ください」

11日、石川県内の多くの店舗で販売が始まったのは、新米のコシヒカリ。試食コーナーでは多くの人が足をとめ、その味を楽しんでいました。

■買い物客:
「歯ごたえがあるね」「ちょっと甘い」

■米心石川米穀営業課・山口 幸平 さん:
「雨の影響とか心配されたんですけれど、生産者のおかげでおいしいお米ができあがりましたので、召し上がっていただければと思います」

一方で、気になるのはその販売価格。去年、石川県内では、前年から7割値上げする店舗もあり、5キロ5000円台も記録していましたが…

■テレビ金沢・中田 智輝 記者:
「こちらの店舗には、コシヒカリの新米がずらりと並んでいます。あちら価格を見ますと、5キログラムあたり税込み3219円となっています」

JAグループの米心石川によりますと、店舗によって多少の上下はあるものの、ことしの新米価格は5キロで3000円前後と、去年から1700円ほど安くなったということです。

■買い物客:
「去年より安くて買いやすいと思います。生活に助かります」

新米が安くなっている理由の1つが、去年産のコメ余りです。

去年、急激な値上がりを受け、備蓄米の放出が行われたことなどから、去年のコメが消費しきれないまま、新米の収穫が始まる事態となっています。

一方、こうした急激な価格の変化から、ねじれも出ています。

こちらの米穀店では、食味などを厳選したコシヒカリを販売していますが…

■野市米穀店・野市 猛 店主:
「こっちが新米です。(Q. 左にあるのは?) 同じ種類なんですけれど、こっちは古米」「今、新米が4200円で古米が5200円。だから古米は誰も買う人おらんわね、当然」

新米が古米よりも安くなる価格の逆転が起きていました。

■野市米穀店・野市 猛 店主:
「うちで処分するか、新米より安くして売るか、どっちかやね。(Q. 新米より安くしちゃうと売り上げは?) 赤字やわいね」

幸い、古米の在庫は2袋だけとのことですが、こうしたことは70年、コメを販売してきた中で初めてだということです。

■野市米穀店・野市 猛 店主:
「お客さんにすれば安い方がいいだろうし、農家の人にとっては安くすると大変だろうし、難しい所やなと思う」

私たちが日々、口にするコメ。主食として価格の安定が求められています。