『ワイルド・スピード』最終回、ブライアン再登場に故ポール・ウォーカーの弟は代役辞退 ─ 「決めるのはポールの娘メドウです」
『ワイルド・スピード』シリーズ最終作『Fast Forever(原題)』では、故ポール・ウォーカーが演じたブライアン・オコナーとドミニク・トレットの再会が予告されている。しかし、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)で撮影中に亡くなったポールの代役を務めた弟コディ・ウォーカーは、今度は参加するつもりがないという。米のインタビューで明かした。
コディは、ブライアンを再び登場させるかどうかについて、判断で最も尊重されるべきなのはポールの娘メドウ・ウォーカーだとの考えを示した。そのうえで、自身が再び兄の代役を務める可能性については、はっきりと否定している。
「僕はもう一度やることには興味がありません。……決めるのはメドウがどうしたいかです。彼女の父親なんですから。」
コディは『SKY MISSION』でブライアンが迎えた結末を気に入っているという。ポールの死に合わせてキャラクターまで死亡させるのではなく、ミアや子どもたちとの生活を選んで第一線から退いた。その終わらせ方を「美しい」と捉えており、ブライアンを再登場させるのであれば、自分やケイレブが再び代役になる必要はないと考えている。
そこでコディが選択肢として挙げたのが、現在のAI技術と過去作の未使用映像だ。2014年ごろには現在のようなAI技術は存在しておらず、『ワイスピ』シリーズには使用されなかったポールの映像も大量に残っているはずだとして、「彼らは業界最高峰だから、できるはずだ」と期待を寄せている。
もっとも、これは『Fast Forever』でAIによるポールのデジタル再現が決定したという意味ではない。コディもAI使用を拒否しているわけではなく、「自分は再び代役にはならない」「実施するかどうかはメドウの意向を尊重すべき」という立場を示し、そのうえで技術的な選択肢のひとつとしてAIに言及した形だ。現時点で、ブライアンがどのような手法で再登場するのかは明らかになっていない。
『SKY MISSION』の撮影期間中だった2013年11月、ポールは交通事故により40歳で死去。当時まだ撮影を終えていなかったブライアンの場面には、コディとケイレブのほか俳優ジョン・ブラザートンが代役として参加。代役陣の身体の演技やポールの過去映像などをもとに、頭部や表情がデジタルで再構築された。
「別れの言葉はなしか?」……完成した『SKY MISSION』では、ブライアンとドムが最後に並走し、やがて別々の道へ進んでいくが描かれた。一方、劇中のブライアンは死亡しておらず、その後も家族と暮らしている設定。姿を見せないまま、その存在はシリーズ内でたびたび示されてきた。
ドム役・製作のヴィン・ディーゼルはシリーズ最終作について、ロサンゼルスへの回帰、ストリートレースへの回帰と並ぶ3つ目の条件として、。それ以前の2023年にはルイ・レテリエ監督が、現在の時間軸におけるブライアンの登場には慎重な姿勢を示し、「ブライアンは去った時と同じくらい完璧な形で再登場しなければならない」と。
ディーゼルの宣言によってブライアン再登場の方向性は明確になった一方、それをどう実現するかは依然として大きな問題として残っている。『Fast Forever(原題)』は。日本公開情報は未定。
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