王座決定戦に向け、練習に熱が入る=4日、横浜市都筑区

 ボクシング日本女子フェザー級元チャンピオンの若狭与志枝さん(38)が15日、日本王座決定戦に挑む。ファイトマネーの一部は被災地支援金として、7月に最大震度7の揺れに見舞われた熊本に送る。「周りの人の支えがあってこそ、私はリングに立っている。今度は試合で生まれた力の一部を熊本に届けたい」と拳を握る。

 1日夜、横浜市都筑区の花形ボクシングジムには仕事終わりのボクサーたちが集まり、汗を流していた。日中は同市内の郵便局で勤務する若狭さんもその一人だ。普段は週に6日間、各2時間ほどの練習に打ち込む。試合前は通常よりも練習量が多くなるため、体への負担を考慮して5日間に減らすという。

 王座奪還を懸けた試合が近づく中、若狭さんはスパーリングを行った。相手を眼光鋭く見据えては、拳を顔面に受けてもひるまず、相手に隙ができれば得意の連打をたたき込む。頭部にガードを装着していても、激しさは試合本番と遜色ない。リングを降りると鼻血を拭い、「よくあることです」と相好を崩した。