体操男子の日本代表が試技会を公開し、ケガの状況を説明するパリ五輪3冠の岡慎之助

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 体操男子の日本代表が9月9日、味の素ナショナルトレーニングセンターで愛知・名古屋アジア大会(19日開幕)に向けた試技会を公開し、24年パリ五輪3冠の岡慎之助徳洲会)は、腰痛のため試技会をキヤンセルした。

 1週間前に鉄棒の演技で痛めたと話す。試技会後、会場に姿を見せて取材に対応し「いつもの痛めている感じとちょっと違った。違う痛みが出て病院に行ってヘルニアまではいかなかったですが、ちょっと危ないところまで…」とケガの深刻さを伝えた。

 ただ、すでに痛みはなく徐々に回復しており「今は最低限のところまではできているのかな」と現状を話した。

 アジア大会後に28年ロサンゼルス五輪出場権がかかる世界選手権(10月、オランダ・アムステルダム)もある。回避する道もあったが「日本開催で注目もあるし、団体金メダル、個人総合でも金メダルを取りたいという思いがある」と出場へ意欲をみせる。

 ただ、ケガは岡だけではない。同大会代表の角皆友晴(順大)は、8月の全日本学生選手権(インカレ)の前日練習の跳馬で左足首に大ケガを負った。試技会では3種目に出場したものの、着地などは回避するなど、万全にはほど遠い演技だった。また、築山翔馬(東スクール)も腰痛を発症と日本代表は満身創痍(そうい)だ。

 3人の出場はあくまでケガの回復次第。メンバー変更は16日までだが、最悪の場合、出場できない危機もあり、補欠の長谷川毅(徳洲会)と変更の可能性も出てくる。日本協会の村田強化本部長は「(岡については)ぎりぎりまでコンディションを最優先で整えてもらって、Dスコア(演技の難易度)を下げてアジアは臨む。どこまで下げるかを相談しながらだいたい30点前後のスコアに落とす。Eスコア(演技の出来栄え点)は彼の場合、55点くらい取れると思うので、54~55点を目指して、トータルスコア85点を取れるような演技構成に変えて臨んでいく。それでも十分、日本の力にはなる。難しい状況ではあるけれど、その中でやれることをやって臨んでいきたい」と話した。体操の開幕は21日。目指す団体総合金メダルへ暗雲が垂れ込めている。