中朝を結ぶ「中朝鴨緑江大橋」(左の道路)の開通に向け、北朝鮮側で工事が進む税関施設(3日、中国・丹東で)

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 中国・丹東と北朝鮮・新義州を結ぶ「中朝鴨緑江大橋」(全長約3キロ・メートル)の北朝鮮側で、税関関連施設の工事が進んでいる。

 2014年の完成後、10年以上使われていなかった大橋の開通に向け、準備が最終段階を迎えているとみられる。

 3日午前、丹東から対岸を眺めると、金色のハングルで「朝鮮民主主義人民共和国」と掲げられた巨大な門のような建造物があり、点検する人影が確認できた。門の近くには、屋上に北朝鮮国旗が翻る税関とみられる高層ビルがあった。道路整備も行われていた。

 米国の北朝鮮問題研究グループ「38ノース」は、8月30日に撮影された衛星写真を基に「北朝鮮が税関関連施設の工事を進めており、大橋が間もなく開通する可能性がある」と分析した。

 大橋は、国境を流れる鴨緑江に架かる片側2車線の橋で、開通すれば物流の拡大が見込まれる。丹東市は橋の開通を今年の重点施策に位置付けている。

 中朝両国は今年6月に北朝鮮で行われた首脳会談で、貿易や人的交流の拡大で一致した。中朝の国交樹立から77年となる10月6日に合わせた開通が取り沙汰されている。(中国遼寧省丹東 守谷遼平、写真も)