「正しい感覚」では防げない。光股知裕弁護士が指摘するネット炎上対策の落とし穴
光股知裕弁護士とインターン生の町田さんが自身のYouTubeチャンネルで「炎上対策は「正しい感覚」では足りない【ネット炎上の地図(1)】」を公開した。「正しい感覚を持つ」という精神論では炎上は防げないとして、ネット炎上の構造と具体的な対策について提言している。
動画の冒頭、企業のSNS運用における炎上対策として一般的に言われる「正しい感覚を持ちましょう」という指導について、光股弁護士は疑問を呈した。交通事故対策で「安全運転の感覚を持ちましょう」と呼びかけるのと同じで、具体性に欠けると指摘。契約書で事前にトラブルを防ぐ「予防法務」の観点から、過去の炎上事例を分析し、体系的な対策を設計することの重要性を強調した。
続いて、炎上の歴史と件数推移について解説。近年は炎上件数自体は減少傾向にあるものの、1件あたりの規模は桁違いに拡大していると指摘する。イーロン・マスク氏によるX(旧Twitter)買収以降、インプレッションが収益化されたことでバズ狙いのアカウントが乱立する「万バズ時代」に突入したことが、炎上の規模を大きくしている要因だと分析した。
さらに、田中辰雄・山口真一氏の著書『ネット炎上の研究』などのデータを示しつつ、炎上の実態に言及。炎上1件あたりの参加者は中央値で235人であり、ネットユーザーのわずか0.5%しか直近1年間に炎上に参加していないという事実を紹介した。このごく少数の「正義感」による攻撃が、テレビやまとめサイトなどのマスメディアに取り上げられることで全国的に拡散されると説明。SNSに戻ってきた情報によって極端な意見が増幅し、「サイバーカスケード」を引き起こして大炎上に発展するという構造を明かした。
最後に光股弁護士は、炎上を防ぐためには「正しい感覚を持つ」だけでなく、炎上独自の観点と類型化された事例への理解が必要だと主張。「何かの力が暴走したことに対して人類は対策を練って解決をしてきた」と語り、過去から学び対策を立てることの意義を説いて、次回の「自爆型炎上」の解説へと締めくくった。
動画の冒頭、企業のSNS運用における炎上対策として一般的に言われる「正しい感覚を持ちましょう」という指導について、光股弁護士は疑問を呈した。交通事故対策で「安全運転の感覚を持ちましょう」と呼びかけるのと同じで、具体性に欠けると指摘。契約書で事前にトラブルを防ぐ「予防法務」の観点から、過去の炎上事例を分析し、体系的な対策を設計することの重要性を強調した。
続いて、炎上の歴史と件数推移について解説。近年は炎上件数自体は減少傾向にあるものの、1件あたりの規模は桁違いに拡大していると指摘する。イーロン・マスク氏によるX(旧Twitter)買収以降、インプレッションが収益化されたことでバズ狙いのアカウントが乱立する「万バズ時代」に突入したことが、炎上の規模を大きくしている要因だと分析した。
さらに、田中辰雄・山口真一氏の著書『ネット炎上の研究』などのデータを示しつつ、炎上の実態に言及。炎上1件あたりの参加者は中央値で235人であり、ネットユーザーのわずか0.5%しか直近1年間に炎上に参加していないという事実を紹介した。このごく少数の「正義感」による攻撃が、テレビやまとめサイトなどのマスメディアに取り上げられることで全国的に拡散されると説明。SNSに戻ってきた情報によって極端な意見が増幅し、「サイバーカスケード」を引き起こして大炎上に発展するという構造を明かした。
最後に光股弁護士は、炎上を防ぐためには「正しい感覚を持つ」だけでなく、炎上独自の観点と類型化された事例への理解が必要だと主張。「何かの力が暴走したことに対して人類は対策を練って解決をしてきた」と語り、過去から学び対策を立てることの意義を説いて、次回の「自爆型炎上」の解説へと締めくくった。
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