【フィギュア】中井亜美 80点超え首位発進 「ジャンプは100点満点」代名詞トリプルアクセル改良
◇フィギュアスケート・チャレンジャー・シリーズ木下グループ杯第1日(2026年9月4日 東京・田中貴金属アイスアリーナ)
開幕し、女子ショートプログラム(SP)でミラノ・コルティナ五輪銅メダルの中井亜美(18=TOKIOインカラミ)が自己ベストの80・27点をマークして首位発進。3回転半(トリプルアクセル)などを決め世界歴代8位の高得点で今季初戦を折り返した。シニア国際大会初戦の島田麻央(17=木下グループ)は78・84点で2位。男子は初のシニア国際舞台となった中田璃士(17=MFアカデミー)が96・48点で首位に立った。
進化した大技で、また自らの可能性を切り開いた。80点を超える高得点を確認した中井は、驚いた表情を見せた。冒頭のトリプルアクセルを鮮やかに成功。ステップのレベルを取りこぼしたが、今季初戦でいきなりミラノ五輪で出した自己記録78・71点を更新。「初戦だったので正直どうなるかと思っていた。ここまで良い演技ができると思っていなかった。80点台に乗れて本当にうれしい」と振り返った。
代名詞のトリプルアクセルに改良を加えた。8月に約2週間、カナダの名門クリケットクラブの夏合宿に参加。補助器具ハーネスをつけて違う跳び方をあえて試しながら感覚を研ぎ澄ました。空中で体を締めるタイミングを「ミリ単位で」遅くし、自らの体重を体に伝えやすくなった。練習から成功率も上昇。「ジャンプは100点満点と言っていいんじゃないかという出来」と手応え十分だった。
大台80点超えは紀平梨花、坂本花織に続く日本勢3人目。「ビックリはしているが、まだSPの段階。誰が1位とかは気にせず、今は自分自身だけに集中している」と言い「五輪メダリストの緊張感は全くない」と笑う。シニア転向の島田に強敵ロシア勢も加わった今季初戦で首位ターン。しびれる展開でも自らを貫いていく。

