11月に運用を開始する川崎市立川崎病院の救急棟=同市川崎区(市提供)

 川崎市立川崎病院(同市川崎区新川通)で、救急患者を受け入れる「救命救急センター棟(救急棟)」が完成し、11月9日に運用を開始することが決まった。救急医療の需要増が今後も見込まれる中、救急外来や重症患者向けの集中治療室を拡充するなど「断らない救急」を支える拠点となる。8月26日の市議会健康福祉委員会で報告された。

 川崎病院が受け入れた救急搬送は2021年度の5834人から増加傾向にあり、25年度には9195人に達した。全体の救急患者も同年度は1万8521人に上った。市の人口は減少に転じる見通しだが、市内全域の救急搬送人員は増え続け、40年代には年間8万人台に達すると見込んでいる。

 新たな救急棟は、地上3階建て、延べ約1605平方メートル。1階に救急外来、2階に救急病棟を配置し、動線の確保など効率的な診療体制が整えられた。