イラン政府関連ハッカーがイギリスの発電所をサイバー攻撃で停止させることに初成功

イラン政府と関係のあるハッカーがイギリスの発電所に対してサイバー攻撃を行い、4日間にわたって運転を停止させたことがわかりました。イラン関係のハッカーによるサイバー攻撃でイギリスの発電所が運転を停止したのは初の事例だとみられます。
Iranian hackers shut down UK power plant
https://www.telegraph.co.uk/news/2026/08/22/iranian-hackers-shut-down-uk-power-plant/

Iran-linked hackers shut down UK power generator - should we be worried? | News UK | Metro News
https://metro.co.uk/2026/08/23/iran-linked-hackers-shut-uk-power-plant-worried-29441973/
イギリスの日刊紙・The Telegraphが、2026年7月に発生したイギリスの小型発電所の運転停止が、イラン政府関係のハッカーによるサイバー攻撃だったことを報じました。
同じくイギリスの日刊紙・Metroによると、国家サイバーセキュリティセンターは個別事案について言及しない方針であるとしてコメントを控えたとのこと。
エネルギー安全保障・ネットゼロ省のマイケル・シャンクス大臣は、電力網に脅威をおよぼすような攻撃ではなく、電力供給への影響もなかったと述べています。
The Telegraph’s reporting today relates to a cyber incident affecting a small-scale energy generator.
To be clear: there was no threat to the wider grid and nobody lost power.
We have one of the most resilient energy systems in the world. (🧵1/5)— Michael Shanks MP (@mgshanks) August 23, 2026
The Telegraphによると、イギリスの発電所への攻撃は、アメリカの12の州で水道施設が狙われたのと同じタイミングで行われたものだとのこと。
アメリカ12州の水道施設がサイバー攻撃の標的に、イランによるインフラ攻撃の疑い - GIGAZINE

今回は攻撃を受けた発電所が比較的小規模なものだったこともあって、国全体に影響が及ぶことはなかったとみられますが、政府は電力会社のCEOらと会談を行い、企業に対して今後の対応策を含めた書簡を送付しています。
なお、こうしたサイバー攻撃はアメリカとイスラエルによるイランへの攻撃に味方している国を標的として行われているとみられていますが、一方で、まったく無関係なハッカーが緊張を煽るためにイラン政府と関係があるように見せかけている可能性を指摘する声もあります。
