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 第108回全国高校野球選手権で優勝した智弁和歌山は23日、決勝から一夜明け、和歌山市内の学校で祝勝会に参加した。選手たちが優勝旗を手に到着すると、吹奏楽部が「ジョックロック」を演奏する中、学校職員らに祝福された。4番で捕手の山田凜虎(3年)は「本当に頑張ってよかった」と胸に光る金メダルを見つめた。

 山田が次のステージで見据えるのは「大卒でのドラフト1位指名」だ。「監督が1位でプロに行ったので僕も1位指名を意識しています」。2年春の選抜で準優勝を果たすも、3年春の選抜は逃した。そして3年夏に日本一。この歩みは、同校OB捕手の中谷仁監督と同じ。「高校では監督と同じ成績だったので、ドラフトでも同じ1位がいい」と夢を語った。

 同監督は高卒ドラフト1位で阪神に入団。山田は、その監督の指導を受ければ高卒プロを目指せると同校に進学した。しかし「俺は高卒プロで苦労したよ」と監督の経験談を聞くうち、「大卒なら即戦力でプロに行ける」と考えが変わった。

 「中谷監督の野球は上の世界でも通用するはず」。日本一捕手の称号を手に、大学でも恩師の背中を追い続ける。 (河合 洋介)