CMSA(中国有人宇宙プロジェクト弁公室)は2026年8月23日、月探査機「嫦娥7号(じょうがななごう)」のミッションについて、2026年に予定していた期間内での打ち上げを見送ると発表しました。


発表によると、安全性と確実性を最優先に総合的に検討した結果、嫦娥7号ミッションは打ち上げ条件を満たしていないとのことです。具体的な理由や新たな打ち上げ時期は発表されていません。


【▲ 参考画像:2026年8月19日、文昌航天発射場で発射エリアへ移送された長征5号ロケット(Credit: 宿東/CASC)】

嫦娥7号を搭載した長征5号ロケットは、8月19日に文昌航天発射場の発射エリアへ移送されていました。移送後は機能確認や合同試験、推進剤の充填などを経て、近日中に打ち上げられる予定とされていました。なお、CMSAは発射エリアへ移送された機体の今後の取り扱いについては言及していません。


嫦娥7号は、中国の月探査計画「探月工程」第4期に含まれるミッションです。周回機、着陸機、探査車、月面を飛び移りながら探査する「飛躍器」で構成され、月の南極域で水の氷を含む資源や周辺環境を調査します。あわせて、高精度軟着陸、脚を使った移動、月面での飛躍、永久影となっているクレーター内部の探査といった技術の実証も目指しています。


 


文・編集/sorae編集部


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