開幕戦に勝利し、喜ぶINAC神戸イレブン (カメラ・豊田 秀一)

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 女王が底力を見せた。0―1の後半12分、INAC神戸がDF太田美月(19)のヘディングで追いついた。「どこで触ったか記憶にない。気持ちで押し込んだゴール」。同27分には、MF大熊環(24)が右足で勝ち越し点を決めた。「ふかさないように枠に入れよう、と。狙ったゴールです」と、ちゃめっけたっぷりに喜んだ。

 公式戦6連敗(クラシエ杯のPK負けを含む)中の天敵に逆転勝ちし、WEリーグ発足後の開幕戦は5勝1分け。昨季、女性として初めて優勝指揮官となった宮本ともみ監督(47)は「苦手意識を持ちながらも結果を出せた。勝ち点3以上に大きなもの」と笑顔。WEリーグ、皇后杯、クラシエ杯、アジア女子チャンピオンズリーグの4冠へ好発進した。

 G大阪、川崎などで活躍した元日本代表MFの阿部浩之社長(37)は6月の就任後、初勝利を飾った。スポンサーらと喜びを分かち合い、「(初勝利が)早くて良かった。勝つのが全て。(VIPは)熱量がある方が多くて、増やしていくのが仕事」と、腕をまくった。この日の観衆は4183人。昨季の開幕戦(神戸ユニバ)より1700人以上も増えたが、「これが基準になった。これでも少ない」と、経営者としてシビアな視点で捉えた。(伊井 亮一)