合同インタビューに応じる神戸U―21の手倉森監督

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 7月に就任したサッカー・神戸U―21の手倉森誠監督(58)が22日までに、神戸市内で合同取材に応じた。今季に11クラブによる「U―21 Jリーグ」が新設され、22日に開幕した。長崎との初陣(23日・いぶきの森球技場)を控え、2016年リオ五輪代表などを率いた指揮官は、若い世代には人間教育も重要と力説した。(伊井 亮一)

 ―就任の経緯。

 「この世代の選手の底上げなくして、最高の景色は見に行けないと感じた」

 ―目指すサッカーは、トップチームと同じか。

 「いろんなシステムに対応できる、いろんな監督に使ってもらえる選手を輩出したい。本当の強豪クラブは、最低でも3分の1ぐらい(の育成選手)はトップチームにいる」

 ―身につけてほしいもの。

 「一番はメンタル。練習以外でも教えがいのある世代。練習着を借りるのが当たり前だと思っているやつらは、洗濯も自分でさせないといけない。クラブハウスの使い方も汚い。U―21はU―18と融合したチームになる。U―18のアマチュア選手に示すものがあるのかが大事。(酒井)高徳やサコ(大迫)、井手口が『もっと厳しくやってくれ』と。人間教育もしていかないと。『トップの選手と同じように短いソックスを履いて練習をしていたら、U―18に示しがつかない』と、高徳が言ってくれた。指摘された時に『確かにそうだな』と。そのうち座禅に連れていこうかな」

 ―目的は。

 「精神を整えるため。サッカーだけやっていればいいのでは、本当のプロではない。誰かの生きがいになっているという人間を目指さないといけない」

 ―指導で大事にしていること。

 「最初に言ったのは『サッカーは一人ではできない』『一人の愚か者で壊せる』『伸びしろを妨げるようなことはするな』と。最初の2週間は寮に住んで、寮生の態度が見られた。プロを目指す環境は恵まれている。それが当たり前だとは思わずに、恩返しする気持ちで。両親にも感謝しないといけない」

 ―ダジャレは。

 「最近、気付かれるようになってきた。岡山との練習試合が公開になったので『“後悔”だけはするな』と(笑)」

 ◆手倉森 誠(てぐらもり・まこと)1967年11月14日、青森・五戸町生まれ。58歳。五戸高卒業後の86年に住友金属(現J1鹿島)に入団。NEC山形(現J2山形)を経て95年に現役引退。08年から仙台で監督を務め、14年にU―21日本代表監督に就任。同年から18年までA代表のコーチ。19年から長崎、21年に仙台、22年からタイとベトナムのクラブで監督を歴任。双子の弟・浩氏とのコンビは漫画「キャプテン翼」のキャラクター「立花兄弟」のモデルとされる。

 ◆「U―21 Jリーグ」 19〜21歳の選手に「年間を通して90分フル出場できる機会」などを確保するため、今季に創設された。EASTは浦和、FC東京、東京V、川崎、清水、磐田。WESTは名古屋、G大阪、神戸、岡山、長崎。東西のグループ内でホーム&アウェーによる2回戦総当たり、異なるグループ同士で1回戦総当たりを行う。その後、各グループの1、2位による4チームでトーナメントを実施。4月中旬まで開催予定。年齢制限なしのオーバーエージ(OA)と22〜24歳が対象のU―24OAの2種類を設定。