「うちでは野良猫は診られない」動物病院で告げられた想定外の言葉。弱った仔猫を前に突きつけられた、保護の厳しい現実【書評】

【漫画】本編を読む
弱った猫を見つけたら、とりあえず動物病院へ連れて行く。そうすれば何とかなるはずだと、そう思っている人は多いことだろう。目の前に傷ついた仔猫がいたら、まずは診てもらいたい、どうにかしてほしいと願うはずだ。けれど、野良猫を救うということは、ただ病院へ連れて行くだけでは終わらない。その先の責任まで考えなくてはならない。
ライブドア公式ブログ「猫の手貸して」でも知られる、ぴなぱさん(@pinapapinapa)による『ねこねこネットワーク(NNN)にロックオンされています。』は、保護猫たちと出会ってきた一家の日常を描くコミックエッセイ。中でも、ゴミ置き場で拾った仔猫・茶トラを動物病院へ連れて行った時のエピソードには、野良猫を保護することの難しさが詰まっている。
その言葉は、冷たく聞こえるかもしれない。けれど、読み進めると、獣医が突き放しているわけではないことがわかる。助けたいという気持ちだけでは、猫のその後まで守れない。助けるとはどういうことなのか、静かに考えさせられるエピソードだ。
文=アサトーミナミ
