「東京ディズニーリゾート」が“1万2400円”に値上げ!「日本のディズニー高すぎ」と思ったら、アメリカは「3万円超&6.5%の売上税」でさらに高い!? 日米の“価格上昇ペース”も比較
2026年10月、1デーパスポートの上限は1万2400円に
東京ディズニーリゾートでは、入園日ごとに価格が変わる変動価格制が採用されていますが、2026年10月から1デーパスポートの上限価格が引き上げられることが発表されました。
大人の上限はこれまでの1万900円から1万2400円になり、引き上げ額は1500円です。4歳から11歳までの小人では300円上がり5900円になります。とはいえ、今回引き上げられたのは需要の高い日に適用される上限の価格であり、全ての日が1万2400円になるわけではありません。
そのため、例えば「ディズニー・ハロウィーン」開催中の10月10日は1万1900円、翌11日は1万2400円が設定され、同じ3連休中でも来園日によって価格が異なります。
値上げは2023年10月以来、3年ぶりとなり、運営するオリエンタルランドは、人件費や管理費などのコスト上昇を反映して価格を見直したと説明しています。
アメリカのディズニーリゾートは1日いくら?
入園するだけで1万円を超える東京ディズニーリゾートのチケット料金は、海外のパークに比べるとどの程度の水準なのでしょうか。アメリカのディズニーパークの大人1日のチケット料金を調べてみました。
カリフォルニアのディズニーランド・リゾートでは、1日1パークのチケットが日によって104ドルから224ドルの範囲で設定されています。
一方、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの「マジック・キングダム」における1日1パークのチケットは、139ドルから209ドルとなっています。
どちらも東京と同じように、混雑が見込まれる日ほど高くなります。
2026年8月20日時点の1ドル158円台で換算すると、カリフォルニア最高値の224ドルはおよそ3万5500円、フロリダ209ドルはおよそ3万3100円になります。東京の新しい上限である1万2400円と比べると、3倍近い金額です。
加えてフロリダでは、ワンデーパスのチケット表示価格に6.5%の売上税が加算されるため、さらに値段が上がります。
いつから価格変動制になったの?
価格が日によって変わるしくみを、アメリカの2つのディズニーリゾートが導入したのは2016年2月です。当時の最高価格はカリフォルニアが119ドル、フロリダが124ドルでした。東京ディズニーリゾートが同じしくみを取り入れたのは2021年3月で、当時の上限は8700円です。
導入当時から現在までの最高価格の上がり方を見ると、カリフォルニアは約1.9倍、フロリダは約1.7倍に達しています。一方、2026年10月以降の東京で計算すると約1.4倍ですが、価格変動制を導入してから経過した年数はアメリカの約半分です。
1年あたりの上昇ペースに換算すると、カリフォルニアが年約6.2%、フロリダが年約5.1%なのに対し、東京は年約6.6%と東京のほうが速いペースで値上げが進んでいる計算になります。金額そのものはアメリカが上回るものの、値上げのスピードは東京のほうが勢いがあると言えそうです。
まとめ
東京ディズニーリゾートは2026年10月から上限が1万2400円となります。国内では過去最高額ですが、アメリカの2パークが円換算で3万円台に達していることを考えると、世界基準で見れば「日本だけが突出して高い」わけではありません。
それでも、近年の値上げペースは本家アメリカを凌ぐ勢いです。海外パークのチケットを現在のレートで試算してみると、日本のテーマパークが急ピッチで世界基準の価格帯へと近づいている現実が、よりはっきりと見えてきます。
出典
東京ディズニーリゾート パークチケット
Walt Disney World Resort Theme Park Tickets
株式会社オリエンタルランド 東京ディズニーランド®/東京ディズニーシー®チケットの変動価格制導入について
執筆者 : 竹下ひとみ
FP2級、日商簿記2級、宅地建物取引士、証券外務員1種

