鹿児島読売テレビ

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 熊本地震は、県内の観光業に大きな影響を与えています。塩田知事は、宿泊割引きなどの支援策を検討する考えを示しました。そうした中、県内の観光事業者からは「宿泊支援だけでは十分ではない」といった声が早くも聞かれます。

 21日開かれた塩田知事の定例会見。先月の熊本地震の影響について知事は…

(塩田知事)
「人流や物流が大きく停滞し、本県において観光客の減少や、物流コストの増加など地域経済活動に大きな影響が生じている」

九州新幹線の新水俣と熊本の間は復旧の目途が示されておらず、県内の観光業にも大きな影響が出ています。宿泊施設のキャンセルは少なくとも11万人分以上に上るといいます。今後の支援策について、尋ねると――。

(塩田知事)
「10年前の熊本地震の時も、国で九州の復興割という旅行需要の喚起策があった。県として、どういうことができるか国の支援策を見ながら議会とも相談しながら検討したい」

 宿泊割引などの支援を検討する考えを示しました。そうした中、県内の観光業者からエブリィにこんな声が寄せられました。

(知覧桜見亭・松岡光政代表取締役社長)
「宿泊支援は、絶対必要。緊急性が高い。本当の観光地支援は、宿泊支援だけでは絶対足りないと考える。宿泊者数が増えたから、そのまま観光客が増えるとはならないと危惧している」

 松岡さんが運営するのは、知覧特攻平和会館のそばの土産店です。7月の熊本地震の後、売り上げが3割落ち込みました。宿泊者が、地方をめぐるとは限らないと訴えます。

(知覧桜見亭・松岡光政代表取締役社長)
「GoToトラベルであったようなクーポン券の配布。飲食店、土産店、公共交通機関やバス、タクシーで使えるようにして、県内を周遊してもらう工夫。2次アクセスが脆弱なので、バスツアーを支援して団体客をバスで観光地に送っていくことを考えて欲しい」

 観光支援策のあり方そのものに疑問を投げかけます。

(知覧桜見亭・松岡光政代表取締役社長)
「宿泊者数はデータを取りやすい。成果が見えやす。そこの一歩先を考えて本当の観光地支援に繋げて欲しい」

 21日の会見で、この思いを伝えました。

(内田直之キャスター)
「宿泊支援をすれば復興支援になる。宿泊支援をすれば観光復興に貢献できる。という考えは再検討して欲しいという声が届いています」

(塩田知事)
「中央駅の土産店や、各地の観光施設など影響が出ていると承知している。まずは、宿泊客を来てもらう。こういうことが重要だと思っている。そこをしっかりやることが県内全体の観光関連への波及が出てくると考える」

 宿泊者の増加が、地方に波及している実感が得られていないようだと伝えると――。

(塩田知事)
「予算も限りがある。どこに注力するか。まずは、来てもらうのが大前提。しっかり国の支援策を見ながら検討したい」

 まずは、宿泊割引などの支援を重視する考えを強調しました。