21日前場の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比184.75ポイント(0.72%)高の25883.24ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が41.32ポイント(0.48%)高の8589.16ポイントと5日続伸した。売買代金は1359億7330万香港ドルにやや縮小している(20日前場は1441億550万香港ドル)。
 投資家のリスク選好が継続する流れ。中国の政策に対する期待感が続いているほか、企業業績の改善も追い風となった。中国本土では来週25日、政治・経済の動きを決める全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第24回会議が開幕する(28日に閉幕)。大規模な経済対策が打ち出される可能性は低いとみられているものの、今後の経済運営方針に対する期待は根強い。場関係者の間では、第3四半期(7~9月)内に預金準備率が引き下げられるとの観測も一部で浮上している。一方、香港では主要企業の中間決算が佳境入り。業績動向に着目した売買も活発化している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、香港不動産デベロッパー大手の恒基兆業地産(ヘンダーソンランド:12/HK)が6.3%高、政府系インベストメント会社の中国中信(267/HK)が5.3%高、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が5.2%高と上げが目立っている。ヘンダーソンランドの中間決算は41%増益と好調だった。中国中信と老鋪黄金は来週に決算報告する。そのほか、中間決算が36%増益だった保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が3.6%高、大幅増収増益だったグローバル物流サービスの極兔速逓環球(J&Tグローバル・エクスプレス:1519/HK)が2.4%高と買われた。
 セクター別では、半導体が高い。峰チョウ科技深セン(1304/HK)が9.8%、上海壁仞科技(6082/HK)が7.8%、キン捷電子科技(江蘇)(6675/HK)が7.0%、上海天数智芯半導体(9903/HK)が4.5%ずつ上昇した。ほか、プリント基板(PCB)の広州広合科技(1989/HK)が7.5%高、建滔集団(148/HK)が3.2%高と値を上げている。
 産金・非鉄セクターも急伸。赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が7.3%高、山東黄金鉱業(1787/HK)が6.3%高、新疆新キン鉱業(3833/HK)が4.5%高、中国宏橋集団(1378/HK)が3.2%高で前場取引を終えた。