《能登・ポケモン空港》復興後押しを目指すも見舞われた“転売問題”…石川県が明かす対策と“新商品”の予定
世界初の「ポケモン空港」として7月7日に開港した「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」。能登半島地震からの復興や観光振興への期待も集まるなか、限定グッズには開港直後から注文が殺到し、高額で出品されるなどの転売が問題に。開港から1か月以上が経った現在の状況を、石川県の航空企画課に話を聞いた。
【写真】定価330円が“1万円以上”、出品されるポケモンの限定グッズ
世界で初めてポケモンの名を冠した「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」(のと里山空港)が7月7日に開港した。ターミナル内外がポケモンのキャラクターのイラストや人形で彩られ、ここでしか買えないピンバッジなどの限定グッズも販売。
能登・ポケモン空港の現状
能登半島地震からの復興が続くなか、ポケモンをきっかけに県内外から観光客を呼び込み、能登の魅力を発信する取り組みとしても注目を集めている。開港1か月の来場者数は、前年同期比約5倍となる9万4000人を記録するなど、滑り出しは好調だ。
一方、その人気ぶりゆえに、開港直後には限定グッズをめぐる転売も問題となった。
「開港初日の夕方から、フリマサイトで『能登限定』と銘打ったポケモンオリジナルグッズの転売が相次ぎました。定価330円のステッカーや990円のピンバッジが、1万円を超える価格で出品されるケースも。こうした状況を受け、空港のグッズショップでは『1商品1点まで』という購入制限を急きょ設けるなど、対応に追われたようです」(ホビー雑誌編集者)
開港から1か月以上が経過した現在、転売や品薄の状況はどうなっているのか。そこで『週刊女性PRIME』は石川県空港企画課に話を聞いた。
まず、開港直後に相次いだ転売について、現在の状況は……。
「現時点でもフリマサイトにおいて、空港オリジナルグッズの出品が確認されていますが、開港直後に見られたような高額での転売は少なくなってきているものと認識しています」
転売そのものは現在も確認されているものの、開港直後ほどの過熱ぶりではなくなっているという。その背景には、商品の供給体制が整ってきたこともあるようだ。
「商品の追加生産により安定供給体制が整い、品薄状況も緩和されているところです。8月16日時点ではポロシャツを除き在庫があります」
グッズ目当てで訪れる県外からの訪問者
開港直後に導入された「1商品1点まで」という購入制限については、その後、新たな転売対策を実施したわけではないという。
「空港オリジナルグッズの追加生産を行い、安定供給に努めています。また、購入制限を行うことで、多くの来場者に商品をご購入いただく機会の確保につながっているものと考えています。
個々のお客様の来場目的や居住地などを詳細に把握しているわけではないですが、お客様との会話の中では、『県外から来た』と話される方も多くいます。売店開店前に行列ができることもありますが、誘導スタッフによる案内や列整理を行うことで、現時点において大きな混乱なく運営しています」
今後、新たな限定グッズが追加される予定はあるのか。
「現時点において、空港オリジナルグッズの新商品の追加予定はありません。既存商品においては、品切れが発生しないよう、供給体制を強化していきます」
新商品を増やすよりも、現在販売している商品の安定供給を優先する考えだ。転売対策と観光客への購入機会の確保については、
「今後もより多くの方に商品を購入いただけるよう、販売状況や転売状況を注視しながら、必要に応じて適切な対応を検討していきます」と回答した。
今後も人気を維持しながら、できるだけ多くの観光客にグッズを届けることが、能登へのさらなる誘客にもつながりそうだ。
週刊女性PRIME
