“イケイケどんどん”なW杯解説が話題を呼んだ本田圭佑。近年は投資家としても実績を残してきた。サイバーエージェント藤田晋会長とのスぺシャル対談では、独自のビジネス哲学から代表監督への想いまで“本田語録”が次々飛び出した!

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対談の一部を抜粋してお届けします。(初出:「週刊文春」2026年8月13日・20日号)

――サッカー選手でもあり、投資家でもある。普段は、どのような生活を送っているのでしょうか。

藤田 いくら時間があっても、足りないんじゃない?

本田 7時間は寝てますよ。食事は仕事をやりながら取りたいタイプなので、逆に藤田さんみたいな方とお会いして美味しい食事をする時は、一気にスケジュールが狂います。普段は一食に10分間ぐらいなので。

この社会はなんてストイックじゃないんだ

藤田 ごめんなさい(笑)。

本田 いやいや、ありがたい話なんです。僕はサッカー関係者と会う時間が一番費やしてないですよ。あとは、トレーニングに1時間半、英語に1時間ほど確保して、残りは仕事です。


藤田晋会長 ©文藝春秋

藤田 超ストイック。僕もお酒の量を5分の1に減らしたけど、そこまでは絶対真似できないですね。トレーニングまでこなしてる。

本田 でも、別にストイックの認識はないですよ。だって、頑張ることが当たり前のアスリート界から来た身としたら、この社会はなんてストイックじゃないんだって思いましたから。

藤田 そうなるんだ(笑)。

本田 だから、マジで労働基準法は腐ってると思う。僕、高市(早苗)首相のとこに行って、労働基準法について話したいんですよ。資本主義と今の労働基準法は合ってないですよねって。ちゃんと腰を据えて考え直さないといけない時期に来ているように思うんです。

藤田 働きたい人が働ける環境が整備されるべきだと僕も思いますね。

本田 具体案も考えています。スタートアップの特区を作るべきだと思うんです。大企業は現行制度のままにして、その特区に限っては現行の労働基準法とは全く違うルールを作る。つまり、二つの選択肢から自由に選べるようにしたらいい。スタートアップ特区で働くことを選べば、成果主義で、明日クビになるかもしれない。その代わり、大成功する可能性もある、と。

藤田 そんなこと、考えてたんだ。初めて聞いたアイディアです。

本田 こういう話をすると、Xで炎上したりするんですけど、大丈夫です。僕が普段やってる炎上って、常にエンタメの炎上。いわゆる人に物事を考えさせる炎上だと思っているので。もちろん、ビジネスの世界でお世話になってる金融機関の方やステークホルダーの方も増えていますし、それなりにバランスも考えないといけないんですが。

藤田 「写真で一言。」とか大喜利を出して、クールダウンさせたりね(笑)。

《対談では他にも、本田が実績ゼロから日本代表監督を狙う真意、ABEMAのW杯解説を引き受けた意外な理由、本田の助言で始まった藤田会長による町田買収の裏話などを2人が語り合っている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」で読むことができる》

(ほんだけいすけ 1986年生まれ、大阪府摂津市出身。2010年南アフリカW杯で2ゴールを決め、注目を集める。14年、ACミランに移籍。その後も世界各国の1部リーグでプレー。ビジネス面では16年以降、スタートアップを中心に300社以上に投資。複数の会社経営にも携わっている。)

(ふじたすすむ 1973年福井県鯖江市生まれ。97年に青山学院大学を卒業。98年にサイバーエージェントを創業し、2000年には史上最年少社長(当時)として東証マザーズに上場。現在はインターネット広告やゲーム、メディアなど多角的に事業を展開。25年12月、会長に就任。)

(本田 圭佑,藤田 晋/週刊文春 2026年8月13日・20日号)