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今月13日の豪雨で多くの車が水没した千葉県では、道路上などに多数の車が放置されています。千葉市によりますと、市が管理する道路の放置車両はおよそ2500台にのぼり、17日午前までに幹線道路などにあるおよそ500台の路肩などへの移動が完了したということです。

千葉市内では、乗用車が放置車両に追突する事故も相次いで起きています。県や市などは18日、共同でプロジェクトチームを立ちあげ、放置車両の移動に取り組む予定です。

JAF実験 水深60センチでドア開かず 水圧で脱出困難に

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車が冠水した道路に進入してしまった場合、どうなるのでしょうか。JAFの実験によりますと、セダンの場合、水深が60センチでも後輪が浮いていると外から強い水圧がかかり、運転席のドアは開けられませんでした。また、水による電気系統のトラブルなどで、窓も開かなくなる可能性があります。

一方で、同じ水深60センチでも前輪と後輪がすべて地面に着いた状態になると、車内にもかなりの水が入ることで内外の水位の差がなくなり、ドアは重いものの開けることができました。

そこで必要となってくるのが「緊急脱出ハンマー」です。警視庁の警備部災害対策課がきょう投稿したXによりますと、ハンマーにはガラスを割るためのとがった部分と、シートベルトを切断できるカッターがついています。

使用のコツは、ドアガラスの弾力のある中央ではなく、隅を垂直に数回たたくことです。また、緊急脱出ハンマーは、すぐに取り出せるドアポケットや、運転席と助手席の間にあるセンターコンソールなどに置いておくことが推奨されています。

JAFによりますと、運転席でシートベルトをしていても手が届く場所に設置した方がよいということです。

JAFは、車に閉じ込められた際にどんなものでサイドガラスを割ることができるのか実験しています。車内にありそうなものとして、まず試したのは取り外したヘッドレストですが、サイドガラスは割れませんでした。次にスマートフォンでも試しましたが、こちらも割れませんでした。

一方、脱出用のハンマーでは一撃で割ることができました。ただし、フロントガラスは貫通しにくい構造のため、脱出用ハンマーでも割ることはできませんでした。

こうした備えをしておくことも重要ですが、可能であれば水位が低いうちにドアや窓を開けて脱出することが大切です。

■車両保険加入率は全国で47.4% 千葉県は50.5%

脱出したあとの車はどうなるのでしょうか。日本損害保険協会によりますと、すべての自動車に契約が義務づけられている自賠責保険は、補償の対象が相手の身体だけで、自分の車の損害は補償されません。自分の車の補償を受けるには、任意の車両保険に加入しておく必要があります。

――レッカー代も保険でまかなえるのでしょうか。
保険会社にもよりますが、基本的には保険の対象内だということです。しかし、損害保険料率算出機構によりますと、2025年3月末時点の全国の任意の車両保険の加入率は47.4%で、千葉県でも50.5%と半数程度にとどまっています。任意の車両保険に入っていない場合、修理費用などはすべて自己負担となります。

JAFが注意喚起 水が引いてもエンジンかけないで

JAFによりますと、水没した車から水が引いたからといって、エンジンをかけると破損や感電の危険性があるため、絶対にやめてほしいということです。レッカーを手配するなどして対応するよう呼びかけています。