FIFA幹部が電撃解任 W杯売却案への批判からわずか3週間…英報道「職を失うならそれでいい」
インファンティーノ会長の計画を非難した最高執行責任者のラムール氏
国際サッカー連盟(FIFA)で最高執行責任者(COO)を務めるケビン・ラムール氏が解任された。
英放送局「BBC」は現地時間8月17日、ジャンニ・インファンティーノ会長が企てたワールドカップ(W杯)などの大会権益を民間投資家に売却する計画に対し、同氏が強く批判してから3週間足らずでの解任劇を報じている。
インファンティーノ会長主導の「FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)」構想について、ラムール氏は先月「一人のプロジェクトだ」と非難し、FIFAの組織自体が「欺かれた」と糾弾していた。同局は、同氏が当時の段階で「それが職を失うことを意味するなら、それでも構わない。少なくとも今夜はよく眠れるだろう」と語っていた事実を伝えている。
FIFAの広報担当者は17日にラムール氏との「雇用関係が終了した」と事実を認め、事務局長のマティアス・グラフストロム氏もスタッフ宛てのメールで「双方の合意により道を分かつことになった」と説明したという。今月モロッコで行われた幹部会議にラムール氏は招待されていなかった。
外部投資家への売却計画が頓挫したインファンティーノ会長に対する風当たりは強まる一方だ。欧州サッカー連盟(UEFA)や北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)、アジアサッカー連盟(AFC)が公然と反対し、イングランドやウェールズ、そして新たにスコットランドなどの各協会も同会長の再選に対する支持を撤回している。組織内部からの告発と幹部の解任により、FIFAトップを巡る混乱はさらに深まりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)
