横浜高の織田翔希(C)日刊ゲンダイ

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「春の関東大会は144、145キロだったのに、甲子園で156キロ。成長を感じるのは、球速がアップしたことだけじゃありません」

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 こう言うのはセ・リーグのスカウト。

 16日の夏の甲子園3回戦(対霞ケ浦)に登板し、3点リードの六回からの4イニングを無安打無失点、7奪三振と完璧に抑えた横浜の右腕・織田翔希(3年)に関してだ。

「シュート回転したストレートが高めに浮くなど、多少、コントロールがブレることはあるけれども、ストレートも変化球もかなりの確率で狙った低めに投げられるようになった。中でも右打者の外角低めにコントロールされるスライダーは、ものすごくキレます。ときおり笑顔を浮かべるなど、マウンド上で余裕が出てきたのもプラス材料。高めのつり球を使ったり、ペース配分を考えたりしながら投げられるようになったのも大きい」(前出のスカウト)

 春から夏にかけて成長しているうえ、今後の伸びしろも大きいという。

「フィールディングを見ていても筋肉に弾力があって、なおかつ体の強さを感じる。肩甲骨を含めて肩回りは柔らかく、故障さえなければ、まだまだ投手として良くなると思う。現時点での完成度はかつての松坂大輔の方が上ですが、彼くらいの投手になるポテンシャルはあるように思う」(同)

 六回、ベンチからマウンドに行っただけで、歓声が湧いた。「うれしい気持ちになった。マウンドに上がるだけで(歓声が上がる)、ということはこれまでなかった。それを力に変えていきたいと思う」とは試合後の本人で、前出のスカウトは「そういう球場のムードを変えられる投手」とベタボメだ。

 10日の沖縄尚学との1回戦はドジャースヤンキースなど複数のメジャー球団のスカウトがネット裏から織田の投球をチェック。彼らも同様にその評価を上げたという。