[8.16 J2第2節 横浜FC 3-1 磐田 MUFG国立]

 判定への不満を口にした。ジュビロ磐田は横浜FCに1-3で敗戦。MF乾貴士は後半3分のPK献上のシーンについて「どう見ても(PAの)外」と苦言を呈した。

 海外リーグやワールドカップも経験してきた百戦錬磨の元日本代表MFは、レフェリーの下した判定に怒りを隠さなかった。「レフェリーひどいです。ひどすぎます。選手がどんどん海外に行ったりしてレベルは上がっているけど、結局レフェリーのレベルは上がっていない。本当に同じことの繰り返し。もうちょっとしっかりしてほしい」と述べた。

 問題のシーンは後半3分に起きた。磐田は左サイドからMF島村拓弥の突破を許すと、DFダニーロが島村の背後からファウルで止めた。磐田の選手たちはPA外でのファウルと主張したが、池内明彦主審はPA内でのファウルとみなし、横浜FCがPKを獲得。磐田はFWルキアンにPKを決められ、0-2と点差が広がった。

 前線で待ち構えていた乾だが、「おれが見てても外だった」と強調した。「あれで壊された感はすごくある」と悔しさをにじませた。その後は後半17分にも3失点目を決められた。同25分に1点を返し、さらに相手選手の退場で数的優位に立つが、追いつくことはできずに1-3で試合終了となった。

 乾は「もちろんそこから逆転しろよと言われたらそこまで。そういうチームになれるように、もちろん自分たちはやっていきたい」と自分たちにベクトルを向けつつ、「本当にレフェリーにはしっかりしてほしい」と持論を述べた。

 秋葉忠宏監督は試合後の会見で「もちろん言いたいこと、フラストレーションが溜まることもたくさんあった。だが、それすら跳ね除ける強さを身に着けようと強く思うようになった」と言及しつつも、ベクトルは自チームに向ける。

「ここで下を向いたり、矢印を外に向けてバラバラになること、これだけは監督をやっている限り許さない。こういうときこそ自分たちに矢印を向けながら、グッとこらえるところはこらえながら、エネルギーを蓄えて、戦ってくれたサポーター、ファンの声援をしっかりとパワーに代える。ファイティングポーズを取り続けて、そういう姿を見せられるようにやっていきたい」。敗戦の悔しさを噛みしめながら、次節に目を向けていた。

(取材・文 石川祐介)