【女子ゴルフ】ルーキー鳥居さくらが涙の失格 ギャラリー指摘で「誤球」判明「グレーゾーンを自分で作ってしまった」
◆女子プロゴルフツアー NEC軽井沢72 最終日(16日、長野・軽井沢72G北C=6590ヤード、パー72)
23位で出た19歳のルーキー、鳥居さくら(Sky)が67、通算11アンダーでプレーを終えた後、規則6・3c(1)の「誤球でストロークを行う」の違反で失格となった。
問題となった場面は、ティーショットを右に曲げた1番だった。2打目はアウトオブバウンズ(OB)となっている球をプレーしたのではないかと、2番ティーでギャラリーから言われたため、鳥居はルーリングを要請した。
球は白杭と白杭の間にあった。2番ティーで立ち会った競技委員は、球がアウトオブバウンズであるかの判断は、白杭と白杭のコース側を地表レベルで結んだ線によって定められ、球の一部がその線より内側の地面にあればインバウンズであると説明。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)によると、球の一部がその線より内側にあったのかをたずねたところ、鳥居は「はい」と返答した。競技委員は、その返答に対して球はインバウンズにあると伝え、鳥居は2番をプレーしていった。しかしその後に、近くで見ていたギャラリーやボランティアは、球は白杭と白杭をコース側で結んだ線より約30センチ外側にあったと証言した。
鳥居のラウンド後に、現場検証をしたところ、実際に白杭と白杭のコース側を地表レベルで結んだ線に対して球のあった箇所を確認せずにプレーしたことが判明した。上記により複数(現場では5名)の目視していたギャラリーやボランティアの証言のもと、球はアウトオブバウンズにあり、鳥居選手は誤球をプレーしたことが判明した。
規則6・3cは、「プレーヤーは誤球に対してストロークを行ってはならず、違反して誤球をプレーした場合は一般の罰(2罰打)を受け、元の球をあるがままにプレーしてプレーを続ける、または規則に基づいて救済を受けることにより誤りを訂正しなければならない。そしてプレーヤーは別のホールを始めるためにストロークを行う前に、またはラウンドの最終ホールでは、スコアカードを提出する前に誤りを訂正しなかった場合、プレーヤーは失格となる」とある。
本来であれば、鳥居は1番のティーに戻り、ストロークと距離の罰のもと、ティーショットをプレーしなければならないが、2番で立ち会った競技委員が、鳥居の誤情報をもとに球がインバウンズにあると裁定したため、その誤りを訂正せずに2番をプレーした。
鳥居はホールアウト後に涙を浮かべ取材に応じ「キャディーさんと私とギャラリーの方とフォアキャディーの方もいた。OBだっという言う人もいたり、セーフだったという人もいて分からなくて。自分たちが『いいんや』ってなってプレーをしていた。あやふやなまま2番ホールに行って、競技委員さんを呼んだ」と状況を説明した。
「完全に自分たちは『いいんや』と思って打っていた。アウトの考えがまったくなかった。競技員を呼ぶとかないぐらいの自信で行っていた」と語り、「ギャラリーの人の意見もあるのでなんとも言えないけど、グレーだったのかなという感じはあるかもしれない。グレーゾーンを自分で作ってしまったというのは本当に反省している」と口にした。
