アメリカ発 巨匠コーチ「ティシュラー」のスイングメソッドを習得しよう!
多くの海外コーチのメソッドを現地で直接指導を受けてきた吉田洋一郎がその概要をアマチュアにもわかりやすく解説。
今月は、選手の個性を生かす「バイオスイング・ダイナミクス」という指導メソッドを提唱するE・A・ティシュラーを紹介する。
右手の使い方とリリースをグリップに合わせて選択
グリップに合ったスイングならスムーズに振れる
E・A・ティシュラーは、マイク・アダムズとのコンビで、プレーヤーをタイプ別に分類し、個性を生かして指導する「バイオスイング・ダイナミクス」というメソッドを提唱しています。
この分類は非常に細かく分かれていますが、グリップや右手の使い方などによって、①右手を横から握ってスクエアに使う「コーナー」 ②右手を上から握りフェースをシャット気味に使う「カバーリングデリバリー」③右手を下から握りフェースを開き気味に使う「エクステンディング」に大別されます。
それぞれリリースの仕方などにも特徴があり、自分の右手のグリップを基準にそれに合ったスイングをすることで、無理なくスムーズに振ることができるといえます。
昨年の米シニア賞金王スコット・マッキャロンも、彼の指導でエクステンディングを採用し成績と飛距離を伸ばしました。
グリップ【Type1】コーナー
リリースのタイミング
右手の使い方
グリップ【Type2】カバーリングデリバリー
リリースのタイミング
右手の使い方
グリップ【Type3】エクステンディング
リリースのタイミング
右手の使い方
【メソッドの肝1】リリースせずにクラブを放り出すようなフォロー
昨年のチャンピオンズツアー賞金王スコット・マッキャロンは「エクステンディング」タイプ。インパクト後までクラブをリリースせず、フェースの向きを変えずに振り抜いていくスイングに変えて、飛距離と方向性をアップさせた。
【メソッドの肝2】地面反力を使った上下動のあるスイング
ティシュラーの指導で地面反力を使う上下動を使ったスイングに変え、シニア入りしてからの飛距離アップに成功。バックスイングで伸び上がり、切り返しで沈み込んで、そこから地面を蹴って回転していく。
【メソッドの肝3】前後軸主体のアップライト軌道
地面反力を使うために前後軸の回転量を増やしたことで、従来のフラットだったスイングがアップライトに変わった。前傾した上体をタテ回転させて、クラブを高い位置へと振り抜いていく。
軌道がアップライトになった
いかがでしたか。「ティシュラー」メソッドをぜひ実践してみてください!
E・A・ティシュラー
マイク・アダムズとのコンビで「バイオスイング・ダイナミクス」を提唱。ゴルフマガジン誌の選出するトップ100ティーチャーにも選ばれている。
スコット・マッキャロン
1965年生まれ 。米レギュラーツアーで通算2勝をあげ、現在は米チャンピオンズツアーで活躍。昨年は3勝をあげてシニア賞金王に輝いた。
解説・レッスン=吉田洋一郎
●よしだ・ひろいちろう/1978年生まれ、北海道出身。スイング研究に強い情熱を燃やし、海外で直接有名コーチのメソッドを学び知識を広げる。日本ゴルフスイング研究所主宰。
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構成=鈴木康介
写真=中野義昌、Getty images
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)

