スポニチ

写真拡大

 伊勢崎オートのSG「第30回オートレースグランプリ」は5日目を迎えた。

 4R一般戦は新井日和(23=伊勢崎)がスタートを決め、桜井晴光の追い上げを振り切って今節初勝利を決めた。

 スタート練習を重ねた成果だ。「緊張した。いいスタートを切れた。最後は抜かれるかと思いました」

 常に全力投球の新井だが、今節は頑張りたい理由があった。6月、愛犬イチロー君を17歳で失った。「サルーキ」という足が長く、優美なスタイルの犬種。新井とは小1からずっと一緒で、悩んだとき、いつもそばにいてくれた。兄のような存在だった。

 「ずっと心に穴が空いたような感じだった。宿舎の部屋で泣いたりもした。でも、それではダメだなって…。地元SGで勝ちたいと思っていたし、この白星をイチローに報告したい」

 大会前、東京・足立区、千葉県市川市にある先祖の墓参りもしてきた。「お墓参りでエネルギーが注入された感じがあったんです」。ご先祖様の後押しあっての快スタートだった。

 終戦の日に1つ勝てた。先祖や周囲のおかげでオートに打ち込めることに改めて感謝した新井だった。