[8.14 J1第2節 東京V 1-3 柏 MUFG国立]

 2試合連続の先制点。開始2分でゴールを奪ったのは、東京ヴェルディのDF林尚輝だった。敵陣でスローインを得た東京Vは、MF内田陽介がロングスローで一気にゴール前へ投げ込む。一度は柏の選手にクリアされたが、そのボールを内田がひろうと、FW福田湧矢、MF食野壮磨へとつながり、食野のクロスを中央で林が合わせた。MF森田晃樹不在の中でキャプテンマークを巻くDFが、2025年4月5日以来となるJ1通算2ゴール目を決めた。

 セットプレーからの得点を意識していたという林が、思惑どおりの結果を残した一方、試合結果は逆転負け。「得点できたことは良かったですけど、勝利につなげれなかったことは本当に悔しい」と、唇をかんだ。

 前半11分に追いつかれると、後半20分に逆転を許す。さらに37分には3点目を奪われた。2失点目、3失点目はいずれも柏に中央を崩されて喫した。柏のMF中川敦瑛が「東京Vが結構疲れていて、ライン間が空いていたので、そこは自分としても使いたかった」と明かしたように、相手の狙いどおりの形だった。

「間を通されたりはしてますけど、自分たちの3ラインで守れる範囲内だったシーンが結構あって。ああいう疲れた中で誰がどこ出すか、どんだけカバーするかっていうのがもっとアラートにならないと、この夏戦っていくのは難しいっていう話はしました」と、林は守備面での立て直しをはかる。

 これで東京Vは、2試合連続でリードを守り切れず。林は試合運びに対する課題もあげる。

「途中から入ってくる選手がどういうモチベーションというか、何をチームに与えるために入ってきて、どういう方向性で戦っていくのかっていうのはもっと伝えてほしいっていうのは言いました。もしベンチから攻撃的に行ってほしいって言われていて、守備ばっかりコーチングしても、それはチームとして成り立ってないので、そこは今後合わせていきたいっていう風には話しました」

 開幕3連勝(うち1つはPK勝利)を飾った百年構想リーグから一転、今季は開幕2試合で勝利なし。東京Vの次戦は22日、初白星をかけて敵地で岡山と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)