都市強靭性演習、モバイル通信制限を初実施 一部市民はつながりにくさを実感/台湾
防空演習は国軍の定例軍事演習「漢光演習」に合わせて毎年実施されており、期間中には行動が制限される。車両の走行が禁じられる他、屋外にいる場合は速やかに近くの建物に避難することが求められる。屋内外での営業や活動もしてはならない。
初実施されたモバイル通信の速度制限に関し、嘉義県在住の市民は「通信速度は明らかに遅くなった」と話した。通信アプリ「LINE」で画像を送ろうとしてもほとんど進まず、ネット接続もなかなかできなかったという。台中市在住のスマートフォンゲームユーザーは、画面の読み込みが進行せず、アプリにログインできなかったと報告した。
一方、台中市在住の別の市民は、演習中のネットへのつながりにくさは山地や地下室などでの状況と大差がなく、30分間という演習時間では影響は限定的だと指摘。演習時間を半日や1日に延長して初めて、市民や企業は影響を実感し、真剣に対策を考えるようになるのではないかとの見解を示した。
防空演習は今後、11日午後1時半〜同2時に離島(金門県、連江県、澎湖県)、12日午後1時半〜2時に東部(花蓮県、台東県)、13日午後2時半〜3時に北部(宜蘭県、基隆市、台北市、新北市、桃園市、新竹市、新竹県)でも行われる。北部では中部と同様に、モバイル通信の速度制限も実施される。南部(台南市、高雄市、屏東県)の防空演習は7日に終了した。
(趙麗妍/編集:名切千絵)

